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“おりん”に出会う。

1.はじめに

皆さん、初めまして。りんこと申します。

2020年春から山口久乗に新卒として入社した、ぴかぴかの社会人です。

学生時代は、小説を書いてみたり、イラストを描いてみたり、バンドで音楽活動をしてみたり……。さまざまな「表現」にまつわることを行ってきたなかで、なんとか自分の「表現」を活かせないか? と考えていたところ、企業説明会で、自社の製品を目にしました。

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そして今度はnoteを使って「表現」し、自社の製品である“久乗(きゅうじょう)おりん”の魅力を皆様にお伝えしようと考えたのです。

まだまだわからないことだらけの私ですが、皆様に久乗おりんの魅力を伝えられるよう、精いっぱい頑張りたいと思います。よろしくお願い致します!

今回は、私が勤める山口久乗とはどういう会社なのかを、ちょっとだけお話していきたいと思います。

2.久乗おりんの魅力

山口久乗とは、富山県高岡市の、仏具や銅器を制作する会社です。高岡銅器と呼ばれる地元の伝統工芸を活かし、たくさんの製品を生み出しています。

仏具や銅器はもちろんですが、私がこの会社に惹かれたのは“久乗おりん”という製品がきっかけでした。

「久乗おりんとは?」「そもそも、おりんって何?」

おりんとは、仏様に手を合わせるとき、チーンと鳴らすお椀型のアレです。つまり、仏具です。(梵音具(ぼんおんぐ)と呼ばれています)

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では、一般的なおりんと久乗おりんの違いについて説明していきましょう。

久乗おりんには、二つの側面があると私は認識しています。

3.久乗おりんの「音」

一つは、「音」としてのおりんです。鳴らすとうつくしい音を響かせる久乗おりんは、コンサートで演奏されたり、駅の発車音や学校のチャイムとしても使用されています。

動画は、JR高岡駅の電車の発車音です。

「音を鳴らすために使われるのならば、音が魅力的なのは当然では?」

そんな疑問が浮かぶと思いますが、久乗おりんの音にはあるポイントがあるのです。

……ところで皆さん。小鳥のさえずりや小川のせせらぎなどといった、心地の良い音には法則があることをご存じでしょうか?

このような心地よいと感じられる音のなかには、「1/fゆらぎ」(の法則)が確認される音があるそうです。

そして、注目するポイントは、久乗おりんの音は、1/fゆらぎの定義に適っているということ! これは、日本音響研究所で分析結果を得ています。

1/fゆらぎを持つ、心地の良い音が久乗おりんの魅力の一つだそうです。


4.「インテリア」としてのおりん


二つ目は、「インテリア」としてのおりんです。

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画像は、スタイリッシュでやわらかいデザインの、優凜シリーズのおりんです。

久乗おりんには、このように日常に溶け込むような「インテリア」としての魅力もあるのです。実際に、ドアベルや呼び鈴として使われており、本体のデザインと音のうつくしさが、すっぽりと日常のなかの一部として収まっています。

仏壇でチーンと鳴らす仏具のイメージとは、かけ離れた印象ですよね。

そんな久乗おりんが持つこれら二つの面が、皆様の生活に潤いを与えてくれるはずです。

5.さいごに

入社して間もない私ですが、自社の仕事を経験していくにあたって、おりんの魅力がだんだんと分かるようになってきました。そのおりんの魅力を、私の等身大の思いで、noteを使って表現していきたいと考えています。

皆様が久乗おりんを手に取って、日常のなかの心地よさを感じるきっかけとなれば幸いです。

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