「大変寝苦しいとは思いますが、マスクの着用をお願いします」
昨日ね、WILLERの夜行便に乗ったんですよ。
でね、運転手さんの車内アナウンスに感動したんです。
「大変窮屈だとは思いますが、シートベルトのご着用をお願いします」
「大変寝苦しいと思いますが、マスクの着用をお願いいたします」
なんかね、この気遣いの枕詞があるかないかって、微妙な差だけど受け手にとってはめちゃくちゃ大きな差だと思うんです。
だって、正直シートベルトって安全面を差し置いて考えたら、ないほうが楽じゃないですか。
マスクも、しているよりはしていない方が呼吸が楽。
そんな時にね、「寝苦しいとは思いますが」とか「窮屈だと思いますが」って言われると、「あ!!わかってくれてる!!!」みたいな。
この感覚、伝わります?(笑)
なんというか、ただ「シートベルトを着用してください」とか「マスクを着用してください」って言われると命令みたいに感じてしまって、「あ〜〜しなきゃだな、面倒だな」と思ってしまうことがある。
でもその気遣いの一言があるだけで気持ちを理解してくれている!その上でお願いなんだなってことが伝わって、協力しようっていう気持ちがなんとなく強くなる気がする。
ほかにも、
「狭い車内ではありますが、どうぞごゆっくりおくつろぎください」
っていう言葉。
正直、夜行バスって狭い。
でも、この一言によって、いやいやそんなことないですよ!?夜遅くにこんな大きいバス運転してちゃんと目的地まで送り届けてくれてありがとうございます( ; ; )みたいになる。
狭いな〜っていう文句も言おうとしなくなる気がする。
そう思ったら、日本のこういう些細な心遣いの文化って素敵だなと思うし、それをまさに取り入れているWILLERさんのサービスもすごいなって思う。
忙しいとついつい心のゆとり失いがちだけれど、些細な気遣いに気づける心のゆとりは保ちたいなあ。
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