12年間で読んだ本の数を数えたら545冊だった
実は今まで12年間続けてきたことがある。
それは読んだ本を記録することだ。
中学1年生で小説にはまってからずっと、読んだ本のタイトルと作家に読んだ日付を添えてノートに記録し続けてきた。
最初に記録したのは2008年2月4日。中学1年生の2月だ。読んだ本は「はじめての文学(宮本輝)」。今思うと記録の最初にふさわしいような題名だ。それから社会人1年目の今日までの12年間、コツコツ自分が読んだ本を記録し続けた。
少し見返してみると「ああこのシリーズハマっていたな」というような本や、中には「え、こんな本読んでたの?」と自分さえ覚えていないような本もちらほら。
ふと、これを記録し始めた中学1年生から今までで何冊くらい読んだのだろうと気になって数えてみた。すると545冊だった。このノートに記録し始めてから12年間で545冊。全然読んでない年も何年かあったから結構読んできたんじゃないかと思う。
せっかくなので年ごとに読んだ本の数を整理してみた。
すると1つ気付いたことがあった。明らかに2012年〜2014年で落ち込んでいる。なぜなのか突き止めるためこれを学年ごとに直してみた。(学年ごととは4月〜次の年の3月のこと)
すると落ち込んでいるのは高校3年生、大学1年生、2年生だということがわかった。
これでピンと来た方もいるかもしれない。高校3年生といえば受験だ。中2〜高2は1年間で大体60冊ペースで本を読んでいたのに、高校3年生の時に読んだ本の数はなんとたったの3冊。しかもその3冊を読んでいたのは高3はじまってすぐの4月だけ。そこから受験が終わるまで一切読んでないんだから驚きだ。1年間必死に受験勉強を頑張っていたんだという証が読んだ本の数に現れていた。
そして大学1年生、2年生の時もかなり少ない。日々サークルに行ったり、バイトに行ったり、友達と遊んだりで大学生活を謳歌していた証だった。
次に小説と小説以外(ビジネス書や自己啓発書など)でその数を追ってみた。
すると、なんと大学2年生までは小説しか読んでないことがわかった。もう少しあの頃の自分にいろんな本を読めと言ってあげたいくらいだ。
大学3年生でビジネス書関連が増えたのは、就職活動のことを考え始めたからだ。(結局就活はせずに院に進むことになる。)世の中のことを知らなすぎて、もっといろんなことを知らないといけないと思い始めた時期だった。
院生になってからというもの基本的に読むものがビジネス書に移り変わっていった。マーケティングの本であったり、プレゼンの本であったり。今度こそ就職活動に向けて自分を高めていった時期だった。
まとめ
こうして整理してみると分かったことがたくさんあった。
何より読んだ冊数、そして読んだ本の内容っていうのが人生と連動しているんだって気付いた。
受験期は本を全く読まなくなったり、就職活動を意識して読むものがビジネス書に変わっていったり。読んだ本を見てみるとビジネス書の中でも興味の対象が変わっていったことが分かる。一時期は教育について、一時期はプレゼンについて、一時期はパワポの作り方について、、。
興味の内容は移り変わっていき、それに伴い読む本の内容も変わっていくのだ。自分の興味の変遷具合を見返すことは、過去の自分を振り返る良い機会になる。
こうして、自分が読んできた本を記録することは、自分を振り返る1つの助けとなることを知った。このノートがあったから、自分が読んできた本を、そして自分自身を振り返れることができた。
だからこそ僕は、これからも記録を続けたい。
読んでいただきありがとうございます。