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自分を見失いかけてた社会人が、1ヶ月半で簿記2級を取って、自分を取り戻した話

才能もなければ、目指すものもない。

朝起きて、仕事して、夜終わってからゲームをする日々。淡々とすぎる日々。
コロナで誰にも会えず、仕事終わりも、休日も予定がない。
ずっと飢餓感が自分を襲い、何かが足りないような気持ちで、満足出来ない毎日。

そんな日々を変えたかったのかもしれない。
何か自分を変えるきっかけが欲しかったのかもしれない。
簿記2級の試験は、そんな僕を変えてくれるきっかけだった。


はじまりはなんてことはない、友達が簿記2級を受けるから一緒に受けないかという。
正直あまり気乗りしていなかった。
仕事で使うわけでもないし、資格取得のための勉強になってしまいそうだったからだ。

だから、最初に友達に誘われた時は曖昧な返事しかできなかった。
ただ、このままでいいのか?自分に問いかけてしまう自分がいた。

自分を取り戻したかった。コロナで何もせず、毎日だらだら過ごしている自分を変えたかった。
何か目指すものが欲しかった。何か目指すものが、今の自分の中の飢餓感を解消してくれるんじゃないか、そんな少しの期待があった。

簿記2級試験1ヶ月半前、友達から最後の確認があった。
「これ以上勉強はじめるの遅かったらきついと思う。どうする?」
その言葉に僕は頷いていた。



そこからは、かなりハードな毎日だった。
仕事が終わって、カフェに行って参考書を開く。
土日も起きて、すぐカフェに行って1日中勉強。
友達と遊んでる時も、簿記2級の勉強のことで不安になった。
まるで受験勉強のような日々が、そこにはあった。
それでも、簿記の勉強を始めてから、間違いなく日々が充実し出しているのを感じていた。



簿記2級の資格なんて、取ってどうするんだ、と一部の人に言われた。
たしかに、自分の仕事で必要な訳でもない。

それでも、勉強を始めてから1ヶ月半の間、勉強し続けた。
何度やっても解けずに辛くなる時期があった。
理解しようとしても理解できなくて、やけ食いした日もあった。

簿記の勉強を通して、勉強の辛さを思い出した。




そんな毎日を乗り越えて、1ヶ月半やり切れた自分がいた。
久しぶりの試験で、試験前は緊張感に襲われた。
そんな緊張感にさえ、懐かしさを覚えた。

結果は「合格」だった。

勉強出来なかったのは1ヶ月半で2日だけ。
それ以外の日は、どんなに大変でも、1ページでもテキストを開いた。
毎日noteにその日勉強したことを書いた。これにより、常に自分の勉強の進捗度合いを確認できたのがよかった。




コロナで何もできない中で、2021年にやり遂げられたこと。
2021年という年に何かを残せたこと。
それが今、この年末の充実感に繋がっている。


何かを目指すことの充実感を思い出した。

何かを頑張れる自分を思い出した。





ドラゴン桜の桜木の言葉を思い出す。

「クソみたいな人生を変えられのは自分しかいねえ」

本当にその通りだ。いつだって自分を変えられるのは自分だけ。
自分で変わろうと思って、自分で行動を起こすしかない。




今の自分を変えようと努力したその時間が、必ず宝物になる。

過去頑張ってきたことが宝物になっている自分だから、そう確信できるのだ。


(完)





【以下参考】

▪️使用教材

・TAC簿記検定講座 合格テキスト 商業簿記、工業簿記
・TAC簿記検定講座 本試験問題集
・YouTube「ふくしままさゆき」
・YouTube「公認会計士たぬ吉の資格塾」

▪️勉強戦略

勉強をする前に下の戦略を立てた。

簿記2級戦略=テキスト+YouTube +過去問

①商業簿記3級の復習+工業簿記2級1周目(テキスト+YouTube )
②商業簿記3級の復習が終わり次第、商業簿記2級に移行(テキスト+YouTube )
③一通り理解できたら過去問を受け問題像把握(過去問)
④過去問を解いて、分からない部分、できてない部分をテキスト+youtubeで理解を深める(テキスト+YouTube +過去問)

正直テキストを読んでも全然理解できない時があり、そうした時に、YouTube がとても役に立った。

心からありがとうとお礼を言いたい。





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