息子とぶつかる父の「思考の声」を、母が「心の声」に翻訳すると二人がわかり合えた!
ハイ、みなさん今の心の状態はいかがですか?
(2023.12 Podcast のほぼ文字起こしです)
はい、では、今日のテーマに入っていきましょう。
今日のテーマは「パパの思考の声を心の声に翻訳」です。
以前9月14日にですね、「エピソード104 それは相手への思いやり?」というタイトルで息子チェコでのスイミングがやばいというお話をして、その後どうなったんですか?とお声もかけてもらっていたので、続きをお話ししますね。
よかったらそっちから聞いていただけるとわかりやすいのですが、簡単いいうと、日本で夏休みに短期クラスに行って、アメリカはプールの授業がないので泳げなかったうちの子たちはがすごいスピードで泳げるようになったんです。
チェコに来てからも通うというので行きはじめたら全然指導が違うくて、息子は足がつかないプールで溺れそうになって先生上から見てるだけでトラウマみたいになっちゃって。。
楽しかったスイミングが楽しくなくなり、通いたくない、やめたい、苦痛の日々になったんです。
それでも夫は昭和体質なのもあって「根性つけなあかん!通わせ続けよう!」となり。。わたし自身はあまりにも指導が違うし、あまり上手くなる気がしなくてやめてもいいかなって思っていて。
周りにママたちに聞いても「日本みたいに一緒にプールに入って手取り足取りじゃないよって。上から次あれ、次これって指示されるだけだよ」って聞いてたんですね。
で、あの後ずっと息子は毎回毎回スイミングの日になると、「なんでやめさせてくれないの?なんで僕がこんなにも嫌なのに辛いのに通わせるの?」と。毎週毎週わたしは言われてその度に心が痛い。
でもそれを夫に伝えても「頑張れ頑張れ!」っていう。
そして先週久しぶりにクラスを見たんです。中は見れないのでモニターが受付にあって、それを見ていて・・・え?全然泳げるようになってない・・・
息子もできない体験の積み重ねにもう心が限界に来ていて、スイミングへ行く車の中では「ずっと早くやめさせてくれよ!いきたくないんだよ!先生に言われたこと理解できないし、言われたことできないし、精神的苦痛なんだよ!」ってずっとイライラしていて私に当たる日々。
「うん、そうだよねそうだよね、日本では上手くなったのに、上手くなれないからもどかしいよね」
「もどかしいとかじゃない!もう苦痛なんだよ!なんでやめさせてくれないの?」
「辛い気持ちはお母さんわかってるよ、受け取ってるよ」
「じゃあ受け取ってるならやめさせてよ!!スイミングが嫌になったのもお父さんとお母さんのせいだよ!!」
「先生にお父さんが連絡してくれて、今日から指導変えるって言ってるからさ・・・」
「そんなんいいからやめますって言ってよ!もう別に上手くならなくていいんだよ!」
と。。。
なんかわたし泣きそうになっちゃって。
私たちを責めてくるのは息子の心の悲鳴なんですよ。でもわたしも、ものすごい辛いなって思って、一回黙って自己共感をしたんです。自己共感とは自分の心に寄り添うこと。
わたしなんで泣きそうになってるんだろう。なんでわたしこんなに辛いんだろう。。なんでこんな苦しいんだろう。。
そしてら、わたしはそもそも辞めてもいいと思っていて、でも、夫に何言っても「いや、通わよう」だし、それで連れていくのはわたしなんですよね。
息子からは「なんでやめさせてくれないんだよ!」って毎週言われて、息子の気持ちを受け止め、夫の気持ちも受け止め・・・あぁ、わたし間に挟まれて、わたしの気持ちはどっちにも汲み取ろうともしてもらえてなくて、わかろうとしてもらえてなくて、ただ二人の主張をぶつけられて・・・あーこれがめっちゃ辛いんだって。
そんなふうに自分に共感したら心がほぐれて、
息子に寄り添い、父の想いも少し伝えて、お母さんはやめていいって正直思ってる、でもあなたの気持ちも、お父さんお気持ちもわかるからお母さん間に挟まれて、今正直めっちゃ辛い。
って伝えました。
息子は涙を拭いながら更衣室に入って行って、精神的苦痛、精神的苦痛って伝えてくれているのに、泣いてるのに行かせるってなんかわたし虐待してるみたい・・・って、まためっちゃ辛くなっちゃって、このままじゃダメだと思って、夫にもメッセージしたんです。
なんで通い続けて欲しいのか、その意図と心をもっと伝えた方がいいよって。全然伝わってないよって。
そしたら、息子がやめたいって夫にもメールしてたみたいで、
「なんでもすぐに結果は出ないもんなんだよ。諦めずにやった人だけが上手くなるからもうちょっとやってみ。」
って返したと。
なるほど。でもこれだと心は伝わってないし、息子には届かない。別に上手くならなくていいですってなるよ?って。
でも夫は「じゃあどうしたらいいの?」ってなったので、わたしが夫の思考の声を、心の声に翻訳してみたんですね。
「なんでもすぐに結果は出ないもんだ。諦めずにやった人だけが上手くなるからもうちょっとやってみ。」
という夫の思考の声を心の声に訳すと、
ってこと?って聞いたら、「そうそう!言語化してくれてありがとう!」と。
「諦めずにやった人だけが上手くなるからやれ」っていうのは、は少なくとも今の息子は心は動かない、届かないと思う、もう相当彼の心は限界超えてるから、何を伝えても届かないくらい今傷ついてるよ。
が積み重なっている。でも修復できる可能性はあるから、心を伝えてみてって。
そしたら、夫が先生に指導を変えてくれってメールしていたので指導が変わったのと、息子へ心のこと伝えたのとので、息子からは「今期が終わるまでは続ける」と。
そのあと夕飯もよくしゃべり、よく笑っていました。
思考では分かりあうことが難しいっていうのを目の当たりにした体験でした。
でも思考のコミュニケーションを学んできた私たちは、今回の夫のように心の声が自分でわからないし、それを言語化するのが難しい。
なので、ぜひぜひ、わかり合えないを超える可能性がある心と心のコミュニケーションを学びにしてくださいね。
ということで今日は「パパの思考の声を心の声に翻訳」というテーマでお話をしました。今日も大切な時間を使って聞いてくださり、ありがとうございました。
最後に歌う瞑想をして終わりましょう。
(うたう瞑想)
では。