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悲しいということ ~3.11の日に~

どんなに歩いても、どんなに走っても、置いてこれないくらい悲しいこと

悲しさすべてを手放すつもりはないけれど

せめてもう少し、軽くなれたらと願う

。o ○

飽和した悲しみの中では、涙に気づけない

パチン とはじけるためには、涙を流すと いいと思う

身体の中から、毒が出ていってくれる

。o ○

慌ただしい日常のなかで、わたしたちは「悲しい」という気持ちさえ、どこかに置き去りにしているような気がする

無視して生きていかないと、今日を乗り越えられない

本当に「生きて」いけなくなってしまう

でも、時々は、悲しいという感情をそっと抱くことを忘れたくない

時が流れれば薄れていくけれど、柔らかくなっていくそれを常に抱きながら、優しさを覚えていくのかもしれない

わたしたちは、7年前のあの日をどこかで想いながら、生きていこう

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