教師の名言・格言 その21 「体育でも図工でも慣れた時が、一番ケガをしやすい」
教職についていると出会ったり、浮かんだりする言葉があります。それらを自分なりに名言・格言としてみました。
No.027 「体育でも図工でも慣れた時が、一番ケガをしやすい」
「習うより慣れろ」のとおり、「慣れ」は大切である。
語源的に「習う」も「慣れる」から変わったともいうし。
でも、ここが肝心。
特に実技系統。
「体育」「図工」「家庭科」など。
体育は、ケガの多い教科である。
走ってこける。ねんざする。ボールを受けてつき指をする。跳んでねんざする。などなど多くのケガと隣り合わせ。
図工はどうか。
絵画はそうでもないが、工作の時。
はさみ、カッターナイフ、彫刻刀、電動のこぎりなどを使う時。
家庭科は、包丁や針、はさみ。
最初は、子どもはおそるおそる使う。
教師が、注意を促すため。
ちょっと大げさに言って怖がらせるというのもあるが…。
しかし、使うのに慣れてくると「これぐらいなら大丈夫」という油断が生まれる。
危険ゾーンまで見切ろうとする。
体調がよく、緊張感があればセーフティーゾーンであるだろう。
けれど、いつもいつも体調がよいとは限らない。
また、慣れてくれば緊張も緩む。
そうすると、思わぬ時に危険ゾーンに入ってしまう。
そして、ケガをしてしまう。
なんてことが起こりやすい。
慣れてきて、気持ちが緩んでいるなあと感じた時こそ、再度言葉かけをし、気を引き締めさせなければならない。
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