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観て知ったカモンカモンのイミ

『カモンカモン』を観ました。
良いであろうと期待していて、そのまま期待を超えてきました。

こんなに人の顔を見たのは初めてです。

会社のクリエイティブ助成金(チケットの半額を出してくれる)を使うので、なにか理由を見つけておかないと、と考えて観はじめて、でも、主人公と子供のやり取りや状況に気を取られてそれどころではなくなりました。

笑ってごまかす。
はぐらかす。
からかうようにして矛先を曲げる。

これは、してもいいんだ。
人として当然なんだ。
だって、答えたくないの。その事自体が受け入れられることがある。

これまで、失礼な態度かな、と思って、自分に真っ当に答えさせることを課してきた。
とても苦しい事だった。

大丈夫?と聞かれることが心底嫌。
大丈夫なワケないの。それを受け止める気があるの?
と思ってた。

でもそうじゃなくて。

大丈夫じゃないことを自覚してる?の言い換えに近かったのかも。

大丈夫じゃない、ということは、特別じゃない。びっくりするようなことじゃなくて、そういうこともあるの。

でも、いろんなことがあるけど、進んでいくの。

自分が感じることは消せない。
それ自体がわたしだから。

それを、肯定してくれる人が世の中にはいる。
1人だけど孤独は感じない。