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そば・きゅうり・なすの好奇心

【文字数:約800文字】

 前回の記事にて、キュウリとナスを場に出してスピリットモンスター「GO SEN ZO ソウル」を召喚する儀式について書いた。

 それを読み返して思い出したのが「ソバーキュリアス」という単語だ。

 何かの記事で始めて見かけ、蕎麦そばを使ったリキュールつまりお酒で、たぶんクラフトビールみたいなものかと想像した。

 実際は「Sober Curious」と書き、お酒をあえて飲まないライフスタイルのことらしい。

 Sober が素面しらふ、Curious は好奇心の意味とのことで、はっきり言って「なんじゃそりゃ」だ。

 あえて酒を飲まない=Cool というのは、ぼんやり20代あたりで存在するとか聞いたことがあるけれど、パーフェクト菜食主義者と呼ばれるヴィーガンのほうが市民権を得ているような。

 酒を飲まないなら代わりに「コーラ過激派」とか、「炭酸至上主義」のほうがカッコいい気がするし、英訳したら「cola extremist」、「carbonic supremacy」というスタンド名みたいになった。

「オレの cola extremist がぁ!
 お前を acid breaking してやるぜぇ!」

 登場してすぐ倒されそうなキャラが言いそうだけど、いやしかし「ソバーキュリアス」かぁ……。

 ちなみに、その言葉が広まるきっかけになったのは英訳本『飲まない生き方 ソバーキュリアス Sober Curious』だそうな。

 帯ではソバーキュリアスを実践する人を「ソバキュリアン」と名付けており、蕎麦とキュウリと餡が頭に浮かんだ。

 正直、私はソバキュリアンなので、と申告しても「は?」と返される可能性が高い現状では、話のネタの1つとして布教するのが賢明だろう。

 そして書きながら放射線元素を発見したキュリー夫人を思い出した。

「え? キュ〇リー夫人?」

 今は昔、誰かがそんなボケを言ったとか言わないとか。



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