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最高のサービスを提供する介護スタッフになる方法②

前回、書かせてもらった、ひとつ目は、介護スタッフとしての自分の価値を知る。

すなわち、自身で自分の強みを見つけ、それを今の仕事と掛け算して出た答えを大切にすること。

そして、その答えを発展させていくための行動をとっていこうというもの。

二つ目は

他の人の価値を知り、自分にできそうなことをやる

これは、グループワークがやりやすい。
まず、最初に何をするのか。

3人ほど集まって、「それぞれが考える最高のサービスを提供するスタッフは、普段または仕事中、こんな考え方や行動をしている」といった内容を皆んなで書き出してみる。

なかなか出ない場合は、「職場のなかで、尊敬できる人は、きっとこんな考え方してる、またはこんな行動してるといった妄想をしてみて」が分かりやすい。

これが面白い。

「家族を大切にしている」
「ポジティブな考え方をしている」
「生き物に優しい」
「車の運転が丁寧」
「勉強熱心」
「ファーストペンギン」

などがうちの事業所からは出た。

次に、これら多数集まったもののなかで、自分にでもできそうな考え方や行動をひとつ選んでみる。

そして、それを1日1回やろうというもの。

ここでのポイントは、最高のサービスを提供するスタッフの普段の考え方や行動を超具体的に言葉として表すこと。

そして、この考え方や行動を1日1回やり続ければ、最高のサービスを提供するスタッフになれるはずなのだ。

周りくどくて、何とも面倒な感じはするが、現象化した目に見える言葉や態度のハウツー、すなわち、利用者に対して、どういった言葉遣いや接遇をすればよいのかといったセミナーは無数にある。

こればかりでは、高みにいけない。

福祉は人が製品なのだ。
製品である介護スタッフのアップデートは、自分でしなければならない。

そう、日頃のトレーニングと習慣がベースになる。

だからこそ、「自分の価値を知り」「自分にできそうなことをやる」習慣とトレーニングがサービスの質を上げるものだと私は考える。


余談だが、この研修をうちの事業所で少人数で合計7回したのだが、今回書いたコンテンツ「最高のサービスを提供しているスタッフは、仕事中や普段、こんな考え方や行動をしていると思うものを書き出そう」のコーナーでは、不思議なもので

「上司の悪口を言う」
「言葉遣いが荒い」
「すぐに愚痴をこぼす」
「靴のかかとを踏んでいる」

なんかは絶対に出てこなかった。

さぁ、掛け算した答えを育む一歩を。
さぁ、普段や仕事中に、できそうな言葉と行動を1日1回やろう。

今動けば、自分の未来が変わる。

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