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熟々草 ー ツラツラグサ

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日々、思ったこと、感じたこと、学んだこと。ファンタジーや詩っぽいものなど。ときに波紋を残す問いかけなども書いてゆこうと思ってます。
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2020年9月の記事一覧

ベレー帽と翡翠のループタイが似合う祖父と。#美術巡礼

今日は敬老の日ですね。 祖父との思い出話しを書いてみようと思います。 私の祖父は、古美術が大好きな人で曽祖父から受け継いだ古美術商を営んでいました。と言ってもお勤めをしていたので商いとは名ばかりの趣味に近いコレクションだったと思います。 そのため骨董品は私にとってより身近なも物でした。家の床の間には掛軸が飾られおり、玄関には壺や陶器の置物、食器も和食器が多かったです。 毎週、祖父の気分で掛軸が入れ替えられ、床の間の前に正座し、淡々と語る祖父の話しを聞くのが習慣でした。し

ヒヨコ記念日。

noteさん、一周年のお祝いメッセージありがとうございます。 早いものでもう一年。始めた頃は、生まれたてのヒヨコのようなヨチヨチ歩きで書いていたのを覚えています。あれやこれや悩みながら距離感を模索した一年でした。おかげさまで、内向的だった私が少しずつ自己開示できるようになっています。これもひとえにあたたかく見守って下さる皆さまのおかげです。そして多くの方の文章に触れることで世界が広がり、繋がることの楽しさを知りました。コロナでの自粛により、人との繋がりは尊く幸福なことなのだ

誰かわからないあなたへ

誰かわからないアナタを 誰かわからないワタシは 心配してます あなたの名前も顔も 知らないけれど あなたのことを とても心配してます どうしようもなくて 孤独でさみしくてたまらないとき こんな誰かが あなたを気にかけていること 思い出してみてください

無知識のインテークを大切にしたい。美術鑑賞について

私にとって、"音楽"が『カタルシス』なら、"アート"芸術は『人間の探求、哲学』なのかも知れない。 しかしながら一概にズバッと言い切れるほど、そうとは言えない部分もある。 音楽でも映画でも、芸術一般すべてから、それらは得ることができる。 そこから着想を得ることも暫しあり形を変え自分なりに表現している。以前アップした詩には、曲からヒントを得て書いたものがある。気恥ずかしくてひっそりサラッと書きましたが、そのバンドがお好きな方ならお判り頂けたと思う。 アーティストが何を思い何

重いお尻がなかなか上がらないようで、みなさんのお力を拝借しここに宣言します。①民藝について、展覧会に赴き感じたこと気づきのまとめ。コンテストエントリー②菱田春草レポート。以上2点、コンテスト締め切りまで練り込みます。どうぞよろしくお願い致します。

土の民、風の民。

とどまり蓄える 不安が余剰を創り出そうとすることも 余剰で不安を払拭したかったことも 心に不安の種を撒いて 枯れないように 同じ若くはそれ以下でない花のために 栄養を与え育て続ける 苗木は増てえいくばかりでてんてこまい お手伝いさんにお任せしてたら 自分を見失ってた 土の民は気づいてしまった 物質での幸せは限りがあること 分かち合うことが 自分の幸福となることも たとえ花が枯れ散り落ちたとしても 綿毛となり 風を受け何処へでも飛んでゆけること

泣いていいよ。

悲しいときは泣いていいよ。 涙が枯れ果てるまで泣いていいよ。 悲しいときは、 何が一番正しいかなんて考えないで ただ涙を流すだけでいいよ。 心はどうしたいか知ってるから。 流れるまま、そのまま まつ毛の先まで、髪の毛の先まで 指先、足先まで、感じて。 ただ、ただ、涙を流せばいいよ。 涙の雨が髪の毛を伝って 足先から、流れ落ちてくよ。 悲しみを洗い流してくれるから。

ちょっと箸休め。コトバ一つ選び替えただけで世界が変わった。

百戦錬磨のツワモノは、スナイパーだった!!! たった一言で射抜かれてしまった。 たった一言のアドバイスが自身を大きく変え成長させてくれることがあります。仕事の関係でとある女性とお会いするようになって3回目、さらっとアドバイスを頂いた。 それは私がよく口にするフレーズ。無意識の口癖だった。 その言葉を発言することで、私が悪いことをしていないのに、あたかも悪いことをしているのかと周囲から勘違いされてしまう言葉のフレーズ。 そのため、「すみません。」を「ありがとう。」と言い替

月と月と虹と。

黄色味を帯びたフィラメント電球の9月の満月は、蜩(ひぐらし)。包み込むような優しい光が街を照らし人々は宇宙(そら)へと向かう。 化粧用のコットンを何層にも裂いた一枚の雲が、シェードとなって光環をつくりだす。 誰も居ない公園のベンチをベッドに、交互に移りゆく様を眺めていた。 9/3 早朝5:56 ふと気になり窓越しに空を仰いだ。 蝉の抜け殻のような白冷めた月が朝陽を向かいれる準備をしてる。 11時間あまりの点灯セレモニー また逢おうね!29.5日後にね。 それまでバイ

ちょっと箸休め。こんなスタンスで書いています。[インクルーシブな社会を目指して]

いつも読んでくださる皆様、そして私を見つけて読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。 今日は、私がこう思って書いてます的な、ポリシーについてお話したいと思います。 突然ですが皆さん、私の投稿を読んで、なんだか不可思議だなと思われ方いらっしゃいますか?先日グロテスクな深海魚の写真をアップしちゃったし…文面も不明瞭だったり、要点が不透明だったり、ミステリアスさを助長させてしまってたかと… どうでしょうか?そう感じておいでではないでしょうか? つらつらと書き上げたも

目に見えないものは無限大∞

果報は寝て待て。 幸運は、あせらずに好機を待つのがよい。 そうなんです。そうなのです。頭で理解していても心がついてこれないでいました。 不意に舞い込む偶然という名の幸運。 この歓喜のためだったのかと腑に落ちるシーンも、結果前は焦りしかでないのです。何度も体験してるのに毎度モヤモヤの渦に巻き込まれてゆきます。学習能力はどこへ行ったのやら。成長してない自分に呆れ果てながら、その不完全さを愛おしく思うのです。そんな自分をも許しています。 今宵は、感謝と幸せを噛み締め泣きの祝

あなたが曝け出したすべてを楽しむ。

" 芸術は爆破だ " それを見たような気がした。 プリズムを観察するのが日課になったのはいつからだろう? 今日は何色のベールを纏うのかな。光と重なる色合いがとても美しくて、時間を忘れるほど凝視してしまう。 今日はシックに黒みたい。チラリと布端から瞳を覗かせた。 いつも遠くを見つめてる瞳、今日は強い眼差しで、今、ここに、ある。 眼光強く一点を見つめるその瞳はどこか虚げで寂しそう。 底には、慟哭の森。 誰も知らない誰も居ない世界から 寸分の狂いもなく一筋の光明が差した