土の民、風の民。

とどまり蓄える

不安が余剰を創り出そうとすることも

余剰で不安を払拭したかったことも

心に不安の種を撒いて

枯れないように

同じ若くはそれ以下でない花のために

栄養を与え育て続ける

苗木は増てえいくばかりでてんてこまい

お手伝いさんにお任せしてたら

自分を見失ってた



土の民は気づいてしまった

物質での幸せは限りがあること

分かち合うことが

自分の幸福となることも

たとえ花が枯れ散り落ちたとしても

綿毛となり

風を受け何処へでも飛んでゆけること

新たな地でまた花は咲き

また誰かの幸せになることを



遊牧なる風の民は知っていた

彼らは最小をもつ者なり

限りあるものへの感謝を持ち続けた

だからこそ

一つ一つを慈しみ尊んだ

不安を願いに変え風に乗せた

風が願いを宇宙(そら)に舞い上がらせ

恐れを希釈し山と木と滝で浄化させた

幸運だけを届けてくれることを知っていた

すべては循環で成り立つことを知っていた


#哲学
#大人になった君たちに贈るファンタジー
#未来の子どもたちに伝えたい言葉


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rinchan@冬眠中
この度は、サポート戴き誠にありがとうございます。 ご厚意は全て素晴らきnoteにて還元・循環させて戴きたく存じます。どうぞ宜しくお願い申し上げます。