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第10回「文章で生きるゼミ」#1-#6感想

はじめに

10月〜1月にかけて受講した、日本仕事百貨さん主催の「第10回文章で生きるゼミ」。

感想を書いていたスラックは3ヶ月でやりとりは消えてしまう…!ということ。せっかくなのでnoteに残してみることにした。

まずは1-6回、前半のゲストの方々回の感想。
一旦、まとめて置いてみています。
後ほど、もう少し綺麗に読みやすいようにできたらいいなぁ。

第1回 中田一絵さん

初回だけで「第10回の文章で生きるゼミ」に参加してよかった!と思いました。ケンタさん、初回から挟み込んで質問して恐縮でした。
あの流れでどうしても聴きたくて🥲
お時間くださりありがとうございました。

気づき
①「編集」とは何か?の輪郭がみえた。
もしかしたら、自分はここまで来ておいて
「私は編集やライディングに向いていない」と思いこんでるかもしれない。

ただ講義を受ける中で、書くことは「表現やアート」だけでない。そして、編集とは「なんらかの困りごとの解決ができること」と改めて思った。

そう考えると、目的思考の強い私は「向いていない」訳ではない気がする。とりあえず書く。

②3年間もやもやしていた「いい企画」とはなにかの正体。
→「いい企画」とは「編集という海」に浮かぶ「島」なのかもしれない

今後の行動
① 「読み手」としてだけでなく、「書き手」として話す。
例えば、「モチベーション」や「インサイト」
会話や質問をしたり、少なくとも文章を書くとき。
できるだけカタカナ用語使わない修行をしたいと思った。
これができると「自分が本当に知りたいことが知れるし、聴けるかも」と思った。

モチベーション
⇨「原動力」「なぜそこまでできるのか。」

インサイト⇨
「人が言葉にはできてないし気づいていないけれど、奥に抱えてる本音感」



第2回 藤原さん


先とてもいい時間をありがとうございました。「書いて届ける」とは、少し違う世界だったからこそ、大切な観点を得られたように感じます。

振り返ると知見①で伝えてもらった
「打ち合わせの前にできる限りの妄想をする」がもっとも印象に残りました。私はプレゼンテーションの機会がある仕事をしていたのですが、尊敬するコピーライターさんに「プレゼンテーション」の語源は「プレゼント」つまりは「相手への贈り物なんだよ」と教わったことがありました。その考え方自体がとても好きだったので、これまで仕事で提案をするときには「できるだけあたたかく。相手のためになるように」という想いをこめるようにしていましたが。

今回、藤原さんが伝えてくださったことは、
形のあるアクセサリーや花束などを贈ることとは違って相手をおもい「詩を贈る」ような曖昧さがあり、なんだかとても美しいなと感じました。

立場によって何を大切にするか?は異なると思いますし、個人的には「かたちあるものを渡す」ことより「曖昧さや余白のあるものを渡す」方が難しいことにも感じます。ただ、ものすごく素敵だなと感じたのでこうしてみたいと感じたときやってみたいなぁと思いました。知らなかった景色に出会えて嬉しかったです。

第3回 団遊さん

先週はありがとうございました。

noteに感想を書かせていただきました。団さんが代表を務める会社
「アソブロック」さんから出ている「アソブロックとはなんだったのか?-会社という仕組みをつかった社会実験のキロク-」そこには「選択肢が増えることで人は真の社会的自立』をするのでは」という記載があり、私はここにある『社会的自立』という言葉に、ものすごく大きな興味をもちました。
(26歳になったとき、目標としてインスタに「社会的自立に近づく」と書いたほどです)
noteには、社会的自立について
当日、個人的に団さんに質問したことを中心に書いております

個人的に団さんにとっての「社会的自立」の定義が興味深かったのですが、今ひとりじめしてしまっていることが忍びなく…
もし「社会的自立」という言葉になんだか惹かれたら、ご興味ある方いたら読んでいただけると嬉しいです

第4回 影山さん


講義が終わり家に帰ったとき
「影山さんは焚き火のような方だったなぁ…」と感じました。
穏やかにパチパチと、芯から燃えている感じ。「炎」ではないからこそ、あたたたい。「持続する」し周りのひとは、ついほっとできる。

だからあの場に集まった人は、私も含めて、自分をぽろりと出せたのかなと思いました。長くなりましたが感想を2点お伝えさせてください。

①「編集がもつ力」を信じてみたいと感じました。
「小さくても遠くまで届く音」の話を聴いた時に「私はやっぱり、編集をできるようになりたい。編集がもつ力を信じてみたい」と思いました。

私は広告関連の業界にいたこともあり、もし中身や筋が間違っていないのであれば「多くの人にとって分かりやすいこと」にも、価値を感じます。
例えば、すべてのひとを包みこむべきである「公共」的なもの(教育や福祉)は、結果的に「分かりやすいこと」は大切かなと思います。

「理解しやすさも大切」という表現が適切でしょうか。ただどんなときであってもなにかの「つくり手」となる時には必ず「誠実に聴き」「丁寧に編む」態度。つまりは編集力が必要だなと感じました。

そうしなかった場合には、結果的に「届け手」を傷つけるものをつくってしまうような悪循環を生んでしまうのかなと。時間はかかるかもしれませんし、同時にかけていいことだとも思いつつ「編集する力」を身につけたいなと感じました。
なので、そうしてみたいなと思います。


②目の前にみえる大木も、芽が出るとき
「その前に在った大木」が育んだ生態系を継いでいる
ちょうど影山さんの講義を伺う日の朝。神奈川県小田原市で、農業・林業やエネルギー業に関わる知人と会ったときにこんな話を聴きました。

「例えば、目の前にみえる大木。
いまの自分たちからみると樹齢何百年ってすごいな〜
と感じると思うのだけど。実はその大木が芽を出す前に同じ土地・近い場所で、同じ年数くらい長生きした『大木』が在ることが多いんだよ。

いわばその『先代にあたる木』が、長い時間をかけて微生物に栄養を運んでもらって豊かな土をつくり、動物たちが暮らせるような循環性をつくり結果としていい生態系が残る。だから、いま目の前いる『大木』って、実はなにかを『引き継いで』いるんだよね

その話を聴いたとき、わたしは静かな衝撃を受けました。

例えば、いま20代の自分は
これからやりたいことをやりたいし「なにかを残したい」と思っています。ただ『なにかを創造する』となると、0から、全部じぶんの力でというイメージをつよく感じていました。

ただ、自然の摂理でいくと全ての創造物がなにかを継いでいるのかなと。
そんなふうに感じました。

同時に、知見1つ目のアショーカ王の話も振り返ると『先につくった側』からしても、根っこが継がれてカタチが発展しながら続く方が幸せだよなと感じました。いまの自分は「素敵だなと感じる先人」 や「彼らが育んでいる芽や生態系があること」を知ることができているので。自分だけで力みすぎるのではなく、うまく『引き継ぎながら』自分も自然に生きたいように生きようと思えてほっとしました。

このタイミングで影山さんに出会えて、
お人柄を知れて本当によかったし嬉しいです。改めてお話しを伺わせていただき、ありがとうございました!

ーーー他の人の感想で印象的だったことーーー
・機械論と生命論
「機械だったら、部品と部品を組み合わせれば動く。命だと感覚が違う」
・「言葉を武器ではなく楽器として使う」
・「天井から音を降らせる」
・「言葉を命として扱う」

第5回 鯨本さん

先週はお話しいただきありがとうございました!ちょうど私自身「1度、島や地方に暮らしてみたいなぁ」と思い島留学などを検討しつつ「知っている島が無さすぎる….」と悩んでいた時だったので、
このタイミングで鯨本さんのお話を伺えて嬉しいなと思っておりました。(講義後「世界がかわるシマ思考」もゆっくり拝読しております。

また先週、鯨本さんの講義を聴く中で、言葉にすると軽く聴こえますが
なんだかずっとワクワクしておりました。

私は10月半ばから「文章で生きるゼミ」が始まり、
期間中にいろいろなお話しを伺いながら
「自分は、何をしたいのか?」
「何に社会的な意義や意味を感じるか?」

を見つけようとしていました。

考えて動いていたからこそ、段々とその方向性が見えてきました。
ただ、筋道が見えて安心したからこそ、ある種自分が見つけた「正しさ」に縛られそうになり、苦しくなっておりました。

ただ鯨本さんのお話しでは、自分が「聴いて、書いてみたい」と思った初期衝動を感じられて、すごくワクワクしました。  

もちろん、知見にもあった「取材される迷惑を思い知る」を考えると「自らの好奇心」だけではだめで。「あくなき想像力」と「書くための知見」は必要。

けれども、そもそも書くための根っこには
「1人の人間として知りたいと思うか」
「自分がワクワクするか?」

という、下からくる感覚が大切になってくるよなと思いました。

「書くため」もそうだし自分の人生もそうですが「結局、いまの私はワクワクすることを大切していたいんだな」と感じておりました。具体的にいただいた知見も響くものばかりだったので、後半戦の実践にとなったときに繰り返して拝聴したいなと思います。

また鯨本さんのお話しの中で「暮らしの手帖」の花森安治さんだったり、何名か文章を書く方の名前を挙げられていたのが印象的でした。まず花森さんの文章は「読んでみたい」と思ったので読んでみたいなと思いつつ、同時に自分も好きな文体だったり文を意識的にもみつけたいなと思います。
(ちなみに私は、編集者さんでは岡山に住むあかしゆかさんの文章が好きです。)

引き続き「ritokei」を拝読することも、楽しみで嬉しいです!
自分が動き出したくなる時間をいただき、改めてありがとうございました!

ーーー他の人の感想ーーー
・取材を「言葉を預かる」、文章のリズムを「自分の歌い方、綴り方」、と表現されていた鯨本さん。
・文章を書き重ねてゆくと、言葉の選び方、句読点の打ち方、リズムの取り方、それらに作家自身の呼吸法、身体性のようなものが乗っかってくる。

第6回 伊藤総研さん

伊藤さん回の感想です!
お話しありがとうございました。

みなさんもおっしゃっていましたが
「自分だけが実現方法を知っている」が、印象に残りました。

伊藤さんの場合は、すでにカタチになられているしそれが世の中に広く届いているからつい「すごい」と思ってしまいますが。

受講している我々1人1人全員が「ついやっちゃうこと」「直感や衝動に従ってやりたくてやっていたら、結果的に「自分しかできないこと」つまり「自分だからこそ他者の役に立てることがあるんではないかな?」と思いました。

社会に生きて組織にいると、たまに個性を潰されそうになるシーンもあるかなと思っています。ただ、自分がやりたいことを自分で「聴いて」やり続けていたら、自分の道ができるんだろうなと感じました。

お話し聴いていたら、わたしも企画したくなりました。
まずは不恰好でも心の底から楽しんで、企画してみようと思います◎

また、伊藤さんの話を聞いていて個人的に読んでいた
よくわからないけれど、明らかにすごい人」を思い出しました。

歌人の穂村弘さんが、「すごい」ゲスト11人と対談する本です。みなさんへおすすめ。

また「間に入ってもらっていい?」の話を聴いて、「わたしも間の人でいたいな」と感じる感覚を自分で肯定できました。

ーーー他の人の感想で印象的だった言葉ーーー
・クライアントのOKをもらうのがゴールではなく、想像し得なかった答えを持っていき「何かわからないけれどついていこう!」と思ってもらう。
・「人間の真ん中を触る」



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