第10回「文章で生きるゼミ」#7-#12感想
前の記事に引き続き…
第10回文章で生きるゼミ、後半戦の感想を残します。
こちらは「実際に自分で書いてみる・企てたものを共有する」回。
何年後かの自分が見返したときに、何を思うのか?
いまからとても楽しみ!
第7回 インタビュー回の感想
昨日の講評時にも質問しましたが…
私自身好きな食べ物を聴いて、はじめに「ポンデケージョが好き」と答えていただいた時。
直感的に「おぉオシャレ!私食べたことないかも…」と思いました。
ただ、その自分の感想を言うか言わないかを迷って。
結果的には「感想は言わず、聴いてみて」インタビューを進めました。
はじめに「これで大丈夫かしら?」と思って緊張したから、最後まで緊張はしながら進めました。
ただ、昨日の講評時。ケンタさんに質問をした後で自分でもふと気づきましたが私ポンデケージョって言われたとき、同時に「中川さん(インタビューした方)には、なんか似合うな」と思ったんですよね。そこに違和感がなかった。だから自然と深ぼってみよう、と思ったのかなと感じました。
ただ、逆に…例えば中川さんに「好きな音楽はなんですか?」と聴いて「Creepy Nutsのブリンバンバンボンです」と言われたら、少しだけ意外なんですよね。もし、その人がその発言をしたときに「意外」みたいな驚きがあったのであれば、それは①相手との距離②記事の目的にもよるけれど「おぉ、Bling-Bang-Bang-Bornなんですね」と、驚きは声色にのってもいいのかな、など思いました。というか、自然にのっちゃいそう。
それで自然に話を進めて行った時、もし話が詰まるときがあったら
「私がCreepy Nutsに明るくないから少し恐縮なのですが、、なんというか中川さんがその曲を好きなのこと少し意外にも感じました。」とか。
伝えてみてもいいのかなと思いました。
ただ、やっぱり基本は「インタビューする相手に委ねる」のがいいのかなと。個人的には、学生時代広報の記事を書く時に「自分のフィルターでみたからこその、スパイスもひとつまみ入った記事にできたらいいな」と、思ったことがあったのですが、それは多くても「ひとつまみ」くらいでよいし、ない方がいい時も沢山あって。
むしろ基本的は相手に委ねたり相手を「聴く」ことを大切にする時間にしたいかもなと思いました。うん、まずゆっくり相手を信じて「聴きたいな」と思いました。その経験を重ねてみたいです。
第8回 文字起こし回
仕事百貨さんのゼミの中で最もユニークで!
このゼミでしか、得られない感覚のある回だな〜と思いワクワクしておりました。ライディング・編集ゼミとなると、「表現or 企画」に目が向けられがちだけれど、まずは丁寧に「聴く」「それを目にみえるようする」ということ。編集をする上での根っこになる大切な「態度」を、感覚的に掴めた気がします。
また個人的には….講義中にケンタさんがポロッと言った「まぁ、読み手には誰でもなれますからね」という一言が、印象的でした。
文脈は忘れてしまいましたが、確かフラットに使われていた言葉だと記憶しています。
私は、これまで企画の講座を受ける中で「書き手である前に、誰もが読むプロである」と教わったことがあり、そ「確かに、そうだよな〜」と思ってその言葉を好んで取り入れていました。そのため、講座を受けた21歳くらいから「伝えること」でも仕事をしたいのであれば
まずは「1読み手」として「私の」感性や感覚を大切にしよう。そしてそこに嘘をつかずに、社会や人に「いい仕事」をしていこうと信じて色々やってみてきました。
いま26歳。段々と、自分の感覚や感性を大切にできるようになってきて「私は何が好きか?心地よいか?」少しずつ分かるようになりました。ただ、そうなると過去教わった「企画」の方法だけでの進め方に「限界」を感じていたんですよね。私は世の中の全ての「読み手」になれる訳ではないし「人を丁寧に想像できること」は自分のいいところであると同時に、つかいすぎると疲れちゃうので…。
まだ分からないですが…「書き手」「話して」「読み手」を行き来することを素直に繰り返せばちゃんと「編集する」という力が身につく気がしました。
うん、それが今の自分が進んでいく方向に対して、大きなヒントに感じました。
ここは感想を書くところだから、素直に読み手として書いていますが…笑
せっかくなのでゼミ中に「編集」できるようになることを、意識してみようと思います。それは実践ししないと身につかないから
「取材する⇨文字に起こす⇨編んでみる⇨人にも見てもらう」というサイクルをやってみます!
第9回 記事化してみる回の感想
「好きな食べ物」を題材にした記事。
インタビューは丁寧に「聴けたかしら?」と感じたから、正直「記事も一定よく書けたのは…?」と、思っていた。
だからこそ、修正のFBをもらえて安心した。
大きく2点で、今後のヒントをもらいました。
①読み手に伝えたいことは何か?最後までちゃんと見つめる。
今回「根っこ探し」から「編集して記事にする」にあたり、とても苦しんだ。
「なんでだろう?」
ふと立ち止まると、目的地を見失い迷子になったからだと感じる。
時間を置いて振り返ると、本来の目的地はシンプルだったはず。
私が今回9人のシェアメイトのうち「フミさん」にインタビューをお願いしたのは「フミさんを素敵だと感じているから」それだけだったのだ。目的というか、書きたい理由として、書き手が本当に感じた「素敵!」があったから。読み手に伝わるものは、それだけでよかったのかもしれない。
ただ、まだ慣れていない今、目的地が分からなくなることは普通のことだと思う。
改めて、慣れるまで「2-3晩」寝かせられると安心だなと感じる。
②表現やリズム、文体の修行のために好きな文章を写経・音読する。
私は文章を読むのが好きだ。
ただ「とても好き!」と感じる書き手の方は4-5人しかいない。
少ないからこそ「自分が好き」と思った人たちの文章を素直に写経し、感覚やリズム・文体をつかみたいなと思う。
段々と、心地よい・読みやすい文章を書けるようになりたい。
文章と戯れるのは好きだから、この修行は嬉々として続きそう
……
今後は①②を続けながら、頭も使いつつ
まずは個人で、取材・編集・記事化をいろいろしてみたいと思います。
第10回 それぞれが書きたい文章を書いてみる
向こう半年間くらい「編集長的に、旅人的に生きていきたい」と発表した。
ぼやっとしたまま提出したなと思い不安だったこそ、コメントをもらう時に「骨太ですね。文章で生きていきたいって覚悟がみえますね」
と言われたことが意外で驚く。
具体的には、取り扱いたいテーマを6つかがげる中で、ゼミ生のみんなが「どのテーマなら手に取るか?書いたいと思うから?」を聴いてもらった。
皆さんが1番手に取る可能性が高いのは
「会社員としても働きながら、自分らしく生きている人への取材記事」とのこと。この興味については、正直「私自身が、今後の一度この働き方をしたい」と思うものでもあった。会社員で働く良さは、現実的な箇所だと「社会保険の負担」や「給料の安定性」があると思う。すごく大切なこと。
しかしながら、それ以上に魅力に感じるのは
ではないだろうか?
特に②かな?チームは遠くにいける。
この観点をもったとき、性格や好み的に自分がずっとフリーランスで働く未来は見えないと思った。
また新卒のときの経験から、「1つの会社に、自分のアイデンティティを置くのは危険」だと思ったからこそ、3つくらいの「働く場所」もちたいけれど。やっぱり「ひとりだといけない、遠くにいく船」に1つのっていたいんだよなと感じます。
(最終的な雑誌のかたちについて)
また会社員としても働きながら、自分らしく生きている人への取材記事の最終的なかたちは、正直、何でもいいなと思う。
いつか雑誌みたいにできたらなと思うけれど、それは1年という速いスピードでやるのは似合わない気がする。インタビューというか、話しを聴く中でPodcastも録音しておいて、音声配信するでもいいと思う。やってみて一番いいかたちでやりたい。
別に誌面だから雑誌って訳じゃない。potcastだって雑誌っぽく展開できる気がする。Instagram中心のwebメディアでもいいし。やりながらつくる。
(何度も読みたくなる、編集をしたい)
後ほどアーカイブを視聴する。
ケンタさんからFBをもらっているやりとりを聴いていて「わ〜悔しいな」と感じる。….とてもびっくりした。
講義中には、悔しさは感じなかったから。
「なんで悔しいと感じたんだろう?」と考えてみる。
いきなり、ケンタさんの生き方とか働き方に嫉妬を覚えた訳ではないはず。
アーカイブ視聴をする中で感じた
「この会話のやりとり、何度も聴きなおしたいな」と感じた感覚が鍵だったのと思う。仕事百貨のゼミを受ける中で、ケンタさんは時より「1冊の本を何回も読むこともあるんですよね」と話す印象があった。
私は本を読むのが好き。
もちろん1度だけ読む本もあるし、全部の本にそこまで入れ込むことは少ないけれど、「何度も読む本」というものもある。
このあたり。それぞれ何度も読んでしまった理由はちがう。
あかしさんの本には、深呼吸をする感覚を。
吉本さんの本には、私の直感をスーッと抱きしめてあげる感覚。
西村さんの本には「深い部分にある普段意識していないこと」を問いかけてもらい本と自分で対話をする感覚を、もらう。
けれど共通するのは、私はこの本に出会えて「本当によかった」と思っている点。自分の人生が進んでいったとしても、この本は「大切な本」として記憶に残る点。きっと自分の深い部分に、影響をもらったことをずっと覚えていると思う。
「何度も読み返したくなる」ということ。
何度読んでもそのときもらう感覚が違ったり、大切だったり、味わい方が変わるような、そんな本は本当に素敵だと思う。
あの日、講義でもらった時間が「何度も読み返したくなる」ものだったことに私は、嫉妬したのだと思う。そして嫉妬するということは「自分もそうできそうと思うし、そうしてみたい」ということだと考えている。自分が「誰かに向けた文章や企画」を残すときは、その人が「何度も味わいたくなるような、何度も手にとるような。何度読んでも少し見方が変わるような」そんなものを残したいなと気がついた。
第11回:生き方・働き方について発表
金子くんとBARに立つ時に「読み物」として準備していた往復書簡を提出。
「生きるように、生きたい。」という内容。
FBでは、「分かりやすくて、大きく修正などはないね」と言われほっと一息。提出した2通目は、事前に金子くんからも「読みやすかった」と伝えてもらっていたから。
振り返ると、私は「明らかに読み手がいるとき」に読みやすい文章を書く努力をできると感じた。
自分が自分に向けて書いた文章だと、雑なものでも満足してしまう。
これから先「文章力を上げたい」と思った時には「本当に相手を立てて、相手に贈るような場面」を設定するのが、いまの私に合うやり方だと感じた。今後も「往復書簡」という座組みはいろいろな設定で続けてみたい。また文章にしたことで改めて、これから過ごす真鶴での生活がとても楽しみになった。楽しみだな〜
現実的に計算をすると収入面など不安も多いけれど、せっかくの機会なので楽しめるようにしたいです。