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クリスマスに予想外の反応を見せた3歳児

2021年のクリスマスを、娘は3歳の歳で迎えた。

0歳と1歳の時は、まだ「クリスマス」が何か理解できてなかった。
去年、2歳になってようやくクリスマスってものをなんとなく理解しているようだったが、「24日の夜にサンタさんが来てそっと枕元にプレゼントを置いていってくれる」という理解には至っていないようで、朝起きてプレゼントをもらえたことに、よくわからないまま喜んでいる様子だった。

今年。3歳になった娘は、ついにクリスマスがどんな日かを理解したようだった。

クリスマスイブの夜

クリスマスという一大イベントをおおかた理解した娘のために、クリスマス3週間ほど前に、「サンタさんに何もらいたい?」と、欲しいものをたずねて準備をする。

12/23日に「やっぱり、違うプレゼントがいい」と急に言われて「サンタさん、もうプレゼント用意して今フィンランドを出発しちゃった頃だから今から変更するのは難しいと思うよ」と、しどろもどろに説明する…という想定外の出来事も経験し、迎えたクリスマスイブの夜。

「今日の夜、サンタさん来るかな?」
「うん、そうだねー。」

そういう娘の言葉からは、特別テンションの高さは感じられない。

プレゼントを楽しみに早く寝ることも、遅くまで起きてることもなく、いつも通りに就寝した。

クリスマスの朝の娘の行動

翌朝。

2021年のクリスマスは土曜日。

保育園がないから、無理に起こさなくてもいい。自然と起きてくるのを待とう…と、朝ごはんを用意したり掃除をしていても一向に起きてこない。

朝9時になっても起きない娘を見かねて、起こしに行く。

「朝だよー!起きよう!」

迷惑そうに顔をしかめるだけで起きようとしない。何度か声をかけ続けるも布団をかぶり直して出てこようとしない。

「クリスマスの朝、サンタさんからプレゼント来てるかな…ワクワク!」って娘の姿を期待していたので現実とのギャップに拍子抜けする私。みかねて

「あれ、枕元に赤くて大きな箱があるよ!何かな!? もしかして、サンタさんからのプレゼントかな!?」

と、声をかける。すると、布団から出てこようとしなかった娘の口元が「にやっ」となり、眠い目をこすりながらようやく布団から出てきた。

起きて赤い箱を見つけた娘。でも、箱を手に取ろうとせずその場に立っている。「あれ、何かな?」と言って、娘を促そうとするも動かない。挙句の果てには

「おかあしゃん、取って…」

と、人にプレゼントの箱を取らせようとする娘。
思い描いていた展開にならないことに動揺するわたし。

娘の性格と行動を分析して見えたこと

予想外の流れになって、ちょっと冷静になって考えてみる。

彼女は性格的に慎重で、人見知りをしがちなタイプだ。また、3歳の年齢を考えるとまだサンタの存在を疑ってはいないはず。

そういった彼女の性格や思考をふまえて考えると、サンタさんが来てプレゼントを置いていったことに対する嬉しさと恥ずかしさから、なかなか手に取ろうとしないのかな。

もしくは、「サンタさん」っていう赤い服を着て白いひげを生やした外国人のおじいさん(=不審者)がトナカイのそりに乗って夜中に家に入ってきて(=不法侵入)、置いていった箱が不審すぎて手に取るのが怖いのか・・・!

クリスマスってことを一旦置いておいて、純粋に起こった出来事の事実だけを見てみると軽く恐怖体験かもな。

サンタさんが置いていったプレゼントに対する娘の反応を見て、そんなことを考えた。

その後の話

わたしがプレゼントを取って娘に渡すと、娘は嬉しそうに赤い包みを開けた。今までの消極的な様子とはうって変わって、包みを開ける気持ちがはやってリボンが締まっちゃって「あかない!!!」と訴えるほど。

中には欲しかったおもちゃが入っていて、さっそく朝ごはんも食べずにおもちゃで遊び、「これこれ!この様子を思い描いてたんだ…!」と見守りながら、「朝ごはん食べてから遊ぼうよ!」と娘に声をかけるわたしがいた。

そんな、3歳のクリスマス。
来年はどんな成長があるか、楽しみだ。

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