むしろ非効率が良いと思った瞬間

車で軽井沢へ行く、ある日の出来事

車で軽井沢に行く時があった。いつもであればどこかへ行くときは、事前にGoogleマップで行き先を入力。基本それに従って目的地へ行く。

たまたま、軽井沢へ行く前日だったか
小布施でいつも楽しくお話しさせてもらっているおじちゃんがいて、その人に「軽井沢に行ってくるの（ワクワク）」的なことを伝えた。

そしたらそのおじちゃん、

“ 軽井沢インター（最寄り）で降りるんじゃなくって、上田・菅平インターで降りなさい。降りた後、キャベツ畑を見ながら下道で軽井沢に入れば良い。この時期ほんとうに綺麗なキャベツ畑だから、お前さんにはそのルートが良い ”

言われた通り、そのルートに従って行ったら見事に綺麗なキャベツ畑。おまけに紅葉の景色。運転していたから写真を撮れなくて、見せてあげられなかったのが残念だけど、目的地に着くまでにとても素敵な気持ちになった。

“お前さんにはそれが良い“

「最安ルートは？」「最短ルートは？」
いまの時代、これらを調べるのには長けていて、検索すると迷わず、不安なく目的地へ連れて行ってくれる。もちろんこんな素晴らしい機能、いつも活用させてもらって感謝しかない。

でも、今回のルートはおじちゃんが教えてくれないと、知ることはできなかった。
これまで何回かお話ししていて私が小布施の変化していく景色が大好きなのを知っていた。多分それで“私が喜ぶルート”を提案してくれたんだろう。

そういう意味で、必ずしも効率化が全てではない、
自分にとっての幸せではないんだな、って感じている自分がいた。

逆に効率化、効率化、の時代だからこそ、
こういう人の温かみをより感じられやすい時代になってきたのかも…！