ハーフマラソンのレース前1週間。朝、起きてストレッチをしてからの瞑想の時間には、「計画通りトレーニングできなかった」「レースの日は寒くなるかな」とレースで気になってることが、いろいろと湧いてきました。 わいてきた思考や感情に気づき呼吸に意識を戻していく。これが呼吸瞑想のやり方です。レースのことを考えていたことに気づき、呼吸へ意識へ戻すと、練習ができなかった「過去」やレース当日の気温といったまだ起きていない「未来」のこと、つまり「コントロールできないこと」に意識が向いているこ
マインドフルネスで大切なことの一つに、「評価しない」ということがあります。気づいたことに対して、いい悪い、好き嫌い、など評価はせず、ありのままを受け入れること。これがマインドフルネスです。 例えばレースの結果。タイムや順位。プロのプレイヤーであれば、結果がすべてで、それに対しての評価が報酬となります。プロではなくても、目標があって、その結果に対して、できたか、できなかったかに意識が向きがちです。そして、走るモチベーションのために、結果は大切です。けれども、どんな立場であっ
10月から週1回筋トレを始めました。 目的は、より長い距離、より高い累積標高を走るための筋力をつけるため。なので、スクワットと大腿四頭筋を鍛えるレッグエクステンション、ハムストリングを鍛えるレッグカール、そして大殿筋と太ももを鍛えるレッグプレスの4種類。自重とマシンを使った筋トレです。 正しい使い方をインストラクターに指導していただき、始めた筋トレですが、地味だけれども、マインドフルネスが活かせて、筋トレは、「動く瞑想」なのでは?!と感じています。 走る&登るための筋肉を
10月に入り、一気に季節が夏から秋へとなりました。 走っていると、空気や香り(特に銀杏)、雲、日差し、そしてトレイルにはたくさんのドングリ、と秋への変化を感じる毎日です。 季節以外にも、半期の変わり目で、環境の変化がある方もおられるかもしれません。こうした、変化はストレスの要因になることも多いです。でも、「変化しないものはない」と呼吸が教えてくれます。 マインドフルネス瞑想では、呼吸に意識を向けます。普段、無意識でしている呼吸を丁寧に観察していると、1回1回の呼吸の深さ、
瞑想とランニングは相性がいい。このことを、1km7分のペースで走っているときに感じました。 1km7分のペースのランニングは、私にとって、息切れすることなく、淡々と走れるペースです。走りながら、呼吸、着地の感覚、目に入る景色、肌に触れる空気、耳に入る音、体の動きに意識を向け、走り続ける。五感に触れるものをすべて受け容れ、淡々と走る。そうすることで、走ることは瞑想と同じなんだな。と強く感じられるからです。 マインドフルネス瞑想は、集中力や観察力が身に着けられるため、レースの
コロナ禍の影響で中止や延期になったレースも、少しづつ開催されています。そんな中、今年は、スカイランナー ジャパンシリーズに挑戦する予定です。そのため、冬は期間はロードで走り込んで走力の底上げ、同時に登る力もつけて、シリーズ戦(5戦)で出られるレースは全部参戦。走ったことのあるコースは、自己ベスト更新必達の目標を掲げました。 1戦目は、上田バーティカル(5Km/+1000m=走行距離5Kmで、1000m登るレース)。3年ぶりに参戦したレースでしたが、残念ながら、自己ベスト更新
2年振りにロードでのレースに参戦してきました。冬の間、ロードでも距離をしっかりと走りこみ、スピードアップのトレーニングもしたいと思い、エントリーした大阪ハーフマラソン。自己ベストは更新できなかったものの、次に活かせる成果を感じられるレースとなりました。レースまでの準備とレース内容を振り返ります。 レースのための準備としてしたことは、2つ。 まずは試走。過去3回走ったことのあるコースですが、20Km走を兼ねて2回試走を行いました。 そして、マインドフルネス瞑想。 試走やスピ
2021年 SUUNTOで計測したトレーニング、レースの走行距離は1,372Km。累積上昇は28,903mでした。 1年間走り、登ってきたなかで感じたのは、大切なことは「今、自分ができることをする」ということ。 天気、コロナ感染拡大。また他の人の走行距離やスピード、レース結果などは、自分でコントロールできないことです。ただ、自分に起こった出来事や他人の行動や発言に対する反応は、コントロールすることができます。生じた感情を捉え、受け入れる。そして、今この瞬間にできることを実
先日、久々にレースへ参戦しましたが、不甲斐ない結果に終わってしまいました。レース後、泣いてしまうくらいのダメージは今回が初めて。そこから、どうやって立ち直り、次へつなげていくか。マインドフルネスで身に着けてきたセルフコンパッションも役に立つ、と実感した経験をまとめてみます。 私が参戦したレースは、標高900mを駆け上がるバーティカルレースという呼ばれるものです。走力(特に登り)は当然ですが、距離は短いため、集中力や諦めない強い心も必要であり、メンタル面も結果を左右するレース
マインドフルネスのトレーニングには3つの柱があります。集中力を高めるトレーニング。観察力を高めるトレーニング。そして、優しさ、思いやりを育むトレーニング。自分に対する思いやり、セルフコンパッションについて、考えてみました。 優しさ、思いやりを育むトレーニングは、「慈悲の瞑想」と言われる瞑想を行います。初めて実践をしたときは、温かさ、安心感、穏やかな気持ちが広がり、涙が止まらなかったことを覚えています。 他人に優しくする、共感することは意識していても、自分に対して優しい気持
東京オリンピックでの男子マラソン、大迫傑選手のレース後のインタビューが心に残っています。 大迫選手については、トレーニングやインタビュー、代表決定するまでのレース、Instagramなど、ずっとチェックしていました。オリンピックの直前には、オリンピックを最後のレースにすると発表され、前日のInstagramの投稿では「JUST DO IT」と一言のみ。どんなレースを見せてくれるのか、ワクワクしながら当日はテレビで観戦。 レース中の大迫選手からは、「走る」というシンプルな動
ランナーであり、本職はヨガインストラクターの方が企画された、ランナーのためのストレッチ教室に参加してきました。 ランニング後のケアとしてストレッチは大切と思っているものの、シャワーを浴びて、ビールを飲んで、寝る前にフォームローラーやストレッチボールを使って、気になるところだけストレッチして寝ることもしばしば。 この日は、ゆっくりと1時間のジョグのあと、公園の日陰にレジャーシートとバスタオルを敷いてストレッチ開始。足の指1本1本から、ランニングで使用した筋肉をツボ押しやリン
6月に参戦を予定していたレースが延期。5月にも、大阪から長野県への移動が必要だったこともあり、エントリーしていたレースを自主的に辞退。結果、2ヶ月連続でターゲットとしていたレースがなくなり、6月は、トレーニングに対するモチベーションがかなり下がっていました。 7月に入り、延期されたレースの日程も確定し、Restartです。 新たに始めたトレーニングは、ランニング前にYouTubeを見ながらの体幹トレーニング。心肺機能強化のためのエアロバイク。ヨガ。そして、脱水予防のため、
マインドフルネスのトレーニングの一つに「ボディスキャン」というものがあります。これは、身体の様々な部位に注意を向け、そのときに感じた感覚を繊細に感じ取るトレーニング。観察力を高めるトレーニングです。 自分の身体を観察し、なんらかの基準に照らし合わせて、自分の身体を評価、判断をするのではなく、ただ自分の身体を体験する。ボディスキャンは、ランナーはもちろん、スポーツをしている人も、していない人も、ぜひ実践して欲しいと思っています。 走ったり、仕事をしたり、家事をしたりするとき
私は4年前からスカイランニング、中でも「バーティカル」と呼ばれる駆け登り系の種目のレースをメインに挑戦しています。バーティカルのレースは平均20%以上の傾斜(一部は33%以上を含む)、距離5Km以内のコースを、どれだけの速くゴールできるかというシンプルなレース。登りはきつくても、標高が上がるにつれ、植生が変わり、視界が開け、空に向かってゴールするときに味わえる爽快感、達成感が魅力です。 もうひとつ、魅力に感じ、挑戦しようと思える理由があります。それは、メンタル面を強化するこ
リモートワークの日は通勤時間を有効に活用を!ということで、朝ランを始めました。 仕事後の夜や休みの日に走るときは、ビルドアップ走、ロング走、そしてトレイルとトレーニング目的で走ることが多いですが、朝はマインドフル・ランニングの時間にしています。 「マインドフル・ランニング」とは私が勝手に名付けたものですが、要は、マインドフルに走ること。歩くという体験に意識的に注意を向けるトレーニング「歩行瞑想」の走る版といえます。 フォーム、肩甲骨や股関節の動き、着地、体の連動、呼吸に意