【自己紹介】ひとりでがんばらないマネジメント〈育マネ〉#016
「ひとりで頑張るゲーム」から脱出しませんか?
チームをまとめながら自分の時間を確保できないマネジャーの悩み、よくわかります。
深夜に仕事をして、メンバーとのコミュニケーション不足で思わぬトラブルに直面する。
そんな状況から抜け出すために、育成に焦点を当てた「育マネ力」を活用しましょう。このNoteでは、メンバーの成長を促しながら、チーム全体の成果を最大化する方法について、実践的なアイデアをお届けします!
ひとりでがんばるゲームからの脱出
「今日も子どもが寝てからパソコンを開けないと…」
定時内にチームの仕事が終わらず、誰もいないオフィスにいつもひとりで残っている、又は仕方なく仕事を家に持って帰る、というミドルマネジャーは多いのではないでしょうか。
私自身も企業のミドルマネジメントとして日中ではとても終わり切らない仕事を持って帰って、子どもを寝かしつけた後ひとりで深夜仕事をしていました。
深夜にうっかり同僚にメールを送ってしまい、返事が返ってきたときの気まずさ…。
「お互い遅いですね」というメッセージで共感しあう日々。
マネジャーになった瞬間、これまで「成果」を出していればよかったものが「メンバーの育成」が大事なミッションになります。
一方、定時内には会議で予定がいっぱいでメンバーと雑談もできない、いつも忙しそうにしているのでメンバーが声をかけにくい。
その結果、メンバーとコミュニケーションが取れず、ある日突然仕事のトラブルが発覚したり、メンバーが体調不調をきたしたり、最悪の場合「退職したいんですけど…。」なんてことも発生します。
日本の多くのミドルマネジャーが同じような境遇にいるのではないでしょうか。
成果も成長も求められて、ひとりでは手が回らない!
このnoteはそんながんばるマネジャーに向けて、
「ひとりでがんばらずにチームで成果と成長を実現する方法」
の理論と実践について私の挑戦を書こうと思います。
成果のみならず「育成」に軸足を置くマネジメントを「育マネ」と名付けました。
「育マネ力」とは、部下やメンバーの持つ潜在能力、意見、感情を引き出し、彼らが自発的に力を発揮できるようにするスキルです。
改めて自己紹介
私は現在、食品メーカーで管理職として複数のプロジェクトを担当しています。
管理職になってからはチームで社長賞を2回受賞するなど、メンバーを育成することでチームでの成果を出すことにフォーカスしてきました。
こんな私もマネジャーになりたての頃は
「自分が正しい答えを出さないと」
「メンバーに指示して仕事をしてもらわないと」
「メンバーの間違いは正すことが指導である」
と思い込んでひとりで空回りしていました。
しかし、自分の全く知らない分野のプロジェクトマネジメントをきっかけに
「どうすればメンバーが必要な情報を伝えくれるのか」
「メンバーの意欲を引き出し、積極的に動いてもらうには?」
「成長につながるコミュニケーションの方法は?」
といったことを考えるようになり、
コーチングを学んで職場で実践してきました。
育マネ力とは?
昨今1on1などがメジャーになり、従来マネジメントスキルの中心であったリーダーの「話す」スキルに加え「聴く」スキルが重視されるようになってきました。
このnoteではメンバー育成における「話し方」「聞き方」といったコミュニケーションの取り方を軸に「育成するスキル」について私が試したことを記録します。
育成すると言うと
「メンバーに主導権を握られてしまうのでは?」
「成果を出すためにはトップダウン型の指示の方が速いのでは?」
「メンバーに任せると仕事のクオリティが下がるのでは?」
という心配があるかもしれません。
「育マネ力」は、リーダーが主導権を失うのではなく、部下の意見や能力を引き出し、チーム全体の力を最大化する方法です。
トップダウン型の指示は短期的な成果には有効かもしれませんが、長期的には部下の自主性や創造力を抑え、成長を阻害します。
一方、「育マネ」はメンバーの成長を促し、持続的な成果を生み出します。また、リーダーの適切なフィードバックとサポートによって、メンバーのパフォーマンスを高めることができるのです。
・メンバーとのコミュニケーションをどう取ればいいか分からない
・ぐいぐい引っ張るリーダーシップは自分に合わない
・メンバーのやる気が感じられずもやもやしている
・チーム全体の成果を求められることにプレッシャーを感じる
・手を動かす仕事が多すぎて自分の時間が全くない
という悩みを持つ全てのチームリーダー・マネジャーのお役に立つことを目指します。
また
・なかなか勉強しない子どもに「勉強しなさい」と言うことに疲れた
・自分ばかりが家事をしているが本当は家族にも手伝ってほしい
・チームで仕事をしているフリーランス
といった方にも読んでいただきたい内容です。
育マネ研究ログ
私がMBAやコーチングで学んだ理論とスキルを現場で日々実践しながら、
「本当に使える!」
と実感したアプローチや失敗談を記載していきます。
特別なスキルや知識は必要ないのでぜひ気軽に気になった部分から試してみてください。
「育マネ」を実践することで中間管理職は新たなリーダーシップスキルを学び、部下やチームメンバーの潜在的な力を最大限に活用することができます。
その結果
・チームメンバーがイキイキと働いている
・活発な意見が出て、新しいアイデアが出ている
・メンバーが成長し、更にチャレンジングな仕事に取組めている
・自分の時間ができ、本来自分のしたいことに時間を使うことができている
といった状態を実現することを目指します。
単なるトップダウン型の指示や管理ではなく、部下の意見や感情を引き出し、信頼関係を築くことで、チームのモチベーションやパフォーマンスが向上するプロセスを研究したいと思います。
みなさんも一緒に「ひとりでがんばらない」マネジャーの一歩を踏み出しましょう!