「最近やる気がなくて」というメンバーのやる気スイッチを押す3つの質問
「最近、メンバーのやる気がイマイチで、チーム全体が停滞している気がする…」
と感じたことはありませんか?
リーダーとして部下をまとめるのは簡単ではありませんが、ちょっとしたコミュニケーションの工夫で、彼らのモチベーションを劇的に引き出すことができるかもしれません。
今回は、私が実際に部下との対話で使っている
「やる気を引き出す3つの質問」と、その結果どう変わったかのリアルなエピソードをご紹介します。
この記事を読んで、あなたのチームも次のステップに進みましょう!
チームリーダーが直面するモチベーションの課題とは?
リーダーとしてチームを率いていると、部下のモチベーションが低下しているのを感じることが何度もありますよね。
ある日、若手社員のAさんが
「仕事に集中できなくて……」
と打ち明けてくれました。
彼はいつも真面目に取り組んでくれる優秀なメンバーだったので、正直なところ驚きました。しかし、リーダーとしてこの状況にどう対処するかが重要です。
モチベーションが低下する原因はさまざまですが、その背景には個々のメンバーが抱える課題や不安が隠れています。
Aさんのやる気の低下も、単に疲れや仕事のマンネリ化だけではなく、成長への不安や目標が見えないことが原因でした。
このように、リーダーとしての役割は、部下の内面に目を向け、やる気を引き出すためにサポートすることが求められます。
部下のやる気を引き出すための3つの質問
Aさんのケースを通じて、私は部下のやる気を引き出すために、いくつかの質問を投げかけることが効果的だと感じました。
実際、これらの質問を通して、Aさんは自分の中で見えていなかった部分に気づき、少しずつ前向きに行動を変えていきました。
①「最近、どう?」
まずは軽く、最近の様子を聞くところからスタートしました。「最近、どう?」というシンプルな問いかけは、リラックスした対話の入り口になります。
Aさんは「ちょっとモチベーションが下がってて…」と素直に話し始めてくれました。
②「どんな風に感じてるの?」
次に、彼がどう感じているのかをもう少し掘り下げて聞きました。
「どんな風に感じてるの?」という質問で、彼の感情と本音を引き出すことができました。
Aさんは、「同じことの繰り返しで、ちょっと行き詰まってる」と感じていたようです。
③「何かサポートできることはある?」
最後に、何か手助けが必要かどうかを聞きました。
「何かサポートできることはある?」という質問は、相手に対して支援を惜しまない姿勢を示します。
Aさんは、新しいチャレンジが欲しいと感じていたので、彼に新しい業務を任せることにしました。
Aさんのケースから得た教訓を活かして、チーム全体にもこれらの手法を適用しました。
チームマネジメントで成果を出すためのメンバー育成方法
特にメンバー育成においては、目標設定、フィードバック、そして責任を与えることが鍵になります。
目標設定の明確化
私はチームメンバーそれぞれに、個別の目標を設定してもらいました。それによって、全員が自分の進むべき方向を明確にし、目標に向かって努力する意欲が高まりました。定期的なフィードバック
チームメンバーには、定期的にフィードバックを提供することを心がけました。特に、ポジティブなフィードバックを重視することで、メンバーが自分の成長を実感できるようにしました。責任を与える
Aさんには、新しいプロジェクトを任せることで、自分の責任感と達成感を得てもらいました。他のメンバーにも、それぞれの強みに応じた役割を与えることで、自主性が育ちました。
コーチングを活用したリーダーシップの強化
リーダーとしてのコーチングスキルは、特にメンバーとの信頼関係を築く上で効果的です。私がAさんとの対話で行ったように、質問によって自己発見を促すことで、メンバーは自らの成長に気づきやすくなります。
また、フィードバックを通じた振り返りも重要です。プロジェクトの進捗に応じて、彼が何を学び、どう改善すべきかを共に振り返ることで、Aさんは次のステップに進むことができました。このプロセスを繰り返すことで、彼のリーダーシップスキルも向上していきました。
チームの生産性向上と自主性を引き出す具体的手法
チーム全体の生産性を高めるためには、メンバーが自主的に動く環境を作ることが重要です。Aさんへの対応をきっかけに、私は権限委譲とコミュニケーション強化に注力するようになりました。
権限の委譲
Aさんには、新しいプロジェクトのリーダーとしての役割を与えました。これにより、彼は自分で決断し、問題解決に取り組む姿勢が身につきました。他のメンバーにも同様に、責任を持たせることで、チーム全体の生産性が向上しました。チーム内のコミュニケーションの強化
チームミーティングを増やし、オープンなコミュニケーションを促進しました。メンバー同士が意見を出し合うことで、互いにサポートし合いながら業務を進める風土ができ、結果的に成果が上がりました。
チームワーク強化がもたらす長期的な成果
こうした取り組みの結果、チーム内の信頼関係が強化され、長期的な成果を出すことができました。Aさんもプロジェクトリーダーとしての役割を果たし、他のメンバーもお互いに助け合う姿勢が生まれました。
信頼関係と共通の目標があることで、チーム全体のやる気が継続的に高まりました。
モチベーションを高め、チームの成果を最大化するための次のステップ
リーダーとして、最も大切なのはメンバーの成長をサポートし、彼らが自らの力を発揮できる環境を作ることです。Aさんのようなメンバーが、モチベーションを取り戻し、責任感を持って仕事に取り組む姿を見て、私自身もリーダーとしての成長を感じました。
次のステップとしては、チーム全体の対話をさらに増やし、一人ひとりのニーズに応じたサポートを提供していくことです。これによって、チームの成果を最大限に引き出し、さらなる成功を収めることができると確信しています。
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特に第2章の「モチベーションの魔術師」になれ!はメンバーのやる気スイッチの具体的な押し方が紹介されていますので気になる方はぜひチェックしてみてください!
今回の記事、いかがでしたでしょうか。
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