仕事の8割は「めんどくさいこと」でできているからこそリーダーが伝えるべきこと
仕事の8割は『めんどくさいこと』説
日々、仕事と家庭を両立させるワーママとして、毎日が忙しすぎるなと感じることがよくあります。
特に、職場では中間管理職としてチームのまとめ役を担っているので、やるべきことが山のようにあり、どこから手を付けていいのか分からなくなることもあります。
そんな中で思うのは、仕事の8割は「めんどくさいこと」であるという現実です。
アイデアを出すやクリエイティブな仕事はほんのひとにぎり。
実際そのアイデアを組織の中で進めるための、調査書・報告書作成や他部署との調整、部下との面談…やりがいも当然ありますが、どうしてもやらなければない「めんどくさいこと」もたくさんありますよね。
最初はそうした「めんどくさいこと」をひとりでこなそうとしていました。
でも、この「めんどくさいこと」を、私ひとりで抱えたせいで、リーダーが本当にするべきことができずチーム全体が前に進まない、ということが起こってしまいました。
そこで私はコミュニケーションの仕方を変えてメンバーの自主性を引き出すことにしました。
一見「めんどくさいこと」でもメンバーに前向きに、自主的に動いてもらうためにはコミュニケーションがカギになるのです。
中間管理職としての課題と「めんどくさい仕事」の現実
私が中間管理職になったばかりの頃、チームメンバーに指示を出しても、なかなか自主的に動いてくれないことに悩みました。
でも、結局私自身がキャパオーバーになってしまっては元も子もない、と思い直し
「この仕事はなんのためにするのか」
「チーム全体にどんな影響があるのか」
を伝えることで、少しずつメンバーが自主的に動いてくれるようになりました。
メンバーに「なぜ」を伝えることが、めんどくさい仕事を進めるカギ
ある時チームの若手メンバーが
「この報告書、どうしても作らなきゃだめですか?」
と問いかけてきました。
そのとき、私は
「報告書はクライアントとの会議で大事な意思決定に使われるんだよ」
とその仕事が何につながっているか、をていねいに説明しました。
この一言で、彼は報告書作成の重要性を理解し、前向きに取り組むようになったんです。
また、私が大好きな「めんどうだからしよう」という本をメンバーとも共有して仕事に対する姿勢を考える時間も取っています。
特に、ワーママとして仕事と家庭のバランスを取っている私にとって、この方法は非常に有効だと確信しました。
メンバーが自主的に動いてくれることで、私自身の負担が軽くなったからです。
コミュニケーションでチームをエンパワーメントする
チームメンバーとの1on1ミーティングでは、みんなが迷っている不安や悩みをしっかりと聞くようにしています。
そこで、メンバーが不安を感じている仕事に対して
「その仕事をする目的」
という「なぜ」を意識して伝えるようにします。
さらにメンバーの口からも
「その仕事が自分にとってどういう意味があるか」
についても考えてもらうようにしています。
するとメンバーも自分の考えを整理して、次のステップに進むことができるようになるのです。
私が意識しているのは、リーダーとして「指示する」だけでなく、「聞く」姿勢を持つこと。
自主性を育てるリーダーシップスキル
リーダーとして、メンバーが自主的に考え、行動できるようなスキルを身につけることも大切です。
「目的を伝える」意外にも私は以下のポイントを意識しています。
フィードバックは具体的に
メンバーが良いパフォーマンスを発揮したときはしっかりと褒める、改善が必要な場合は具体的なアドバイスを提供します。 特にワーママとしては限られた時間の中で効率よくフィードバックをすることが重要です。責任をシェアする
自主性を育てるためには、責任を持たせることも有効です。 私自身も、自分が全ての仕事を迷うのではなく、適切なタイミングでメンバーにタスクを確実にできるようにしています。学ぶ機会を提供する
メンバーが成長できる環境を作ることも、リーダーとしての大切な役割です。
私は彼らに新しい挑戦を任せたり、スキルアップのための機会を提供したりしています。
自律性のあるチームを作ることで得られるメリット
メンバーが自主的に動くようになれば、チーム全体の生産性が飛躍的に向上します。 それまでは、私ひとりが仕事を無駄に頑張っていました。
今ではメンバーが自主的に責任を持って動いてくれるので、私自身も余裕ができ、もっと大きな課題に取り組むことができました。
また、自律性のあるチームは、お互いをサポートし合いながら成長していきます。これは、仕事と家庭のバランスを取るワーママにとっても非常に大きなメリットです。
安心して仕事を任せられるからです。
めんどくさい仕事もチームの自主性で解決!今からできること
「めんどくさい仕事」がなくなることはありませんが、チームの自主性を育てることで、その負担は確実に軽減されます。
私は、メンバーに「なぜ」をしっかり伝えること、そして適切なコミュニケーションをとることで、彼らが自分で考え行動するように働きかけました。
するとチーム全体がうまく回り始めました。
これからも、チームメンバーとの対話を大切にしながら、さらにみんなの自主性を引き出すリーダーシップを目指していきたいと思います。
そして、ワーママとして、仕事と家庭のバランスを取りながらも、より良いチーム作りを進めていきます続けるつもりです。