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憧れのホテルに宿泊するまでの話②

今年の春、アマン東京に泊まってみたい!という想いが強まった私は、宿泊予約サイトをチラリと覗いてみた。


…うん。高いよね。そうだよね。

その頃の宿泊代と朝・夕食も付けたとしたら、ザっと15万円くらいだと計算した。


15万円…。

その金額を支払うことに対しての抵抗感は以前より薄らいではいたものの、これを一泊のために使うとなると話は違ってくる。

手元に何かが残る訳でもない。
何かの知識や技術が習得できるものでもない。
観光するわけでもないので旅行とはまた違った感覚。


いったい何のために一夜で15万円を手放すのか?


「わ~!オシャレ~!素敵~!泊まりた~い!」
と簡単にはしゃいでいた私だが、現実味が増してくるとさすがにビビってくる。

ただ食事をして、部屋で過ごして、寝るだけ。


(何の意味がある?やめておけ)

もう一人の自分が耳元で囁いてきた。

(15万円あれば、何が買えると思う?)

はしゃいでウキウキしていた心は、グラグラと揺れ始めた。


その囁きに対して私はどう行動したか?

以前にも記事を投稿しているが、感謝ワークでの15万円の臨時収入をアテにしたのだ。
というか、そのくらい”軽いもの”として扱った。
叶ったら嬉しいな~♪の裏には、”15万円がどこから湧いてきたら泊まってもいいかな”程度の気持ちだったのだ。

そして、そんな流れでアテにされたところで宇宙は動くわけもない。
以前の記事で、私はこう綴っている。

どうやら私は1泊という短時間で約15万円が飛んで行ってしまう、自分の手元から無くなることに抵抗を持っているようだ。

加えて、短時間で得られるものの大きさと金額を天秤にかけ、それに見合うものが得られることに疑いを持っているのだ。

二重のブレーキがかかっている…。

これを打破してみよ、と課題を与えられている。

まず、この課題を最近までそのまま放置していたことをここで白状します。
記事投稿から2ヶ月。
2か月間この課題に向き合わずにいた。



事態が動き出したのは先月のこと。
私は開業届を提出し、晴れて個人事業主となった。

これをきっかけに「開業のお祝いとしてアマン東京に泊まるっているのはどうだろう?」という発想に結びつく。
ここでも完全にかかっているブレーキと向き合う課題はスルーしている。


与えられた課題をスルーしておいてモノゴトがうまく運ぶはずがない。
予約サイトを見てみたら、なんと宿泊料金が3万円も値上がっていた。

…マジか。。。

きっと最初にビビった料金はコロナ価格だったのだ。
感染状況が落ち着き始め観光客も見込めるようになっての、当然の動き。

最初にビビって保留にした料金はさらに値上がり、ビビりもさらに継続して抱き続けることとなり、そっと予約サイトを閉じた。



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