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デコボコ月夜、2歳の娘と手作りで挑戦。

澄み切った秋空に、まん丸の月が輝いていました。
黄金色のさつまいもが、キッチンに甘い香りを漂わせています。

十五夜の夜、私は娘と一緒に、お月見団子を作ることにしました。
黄色いエプロンを身につけ、キッチンに立つと、「〇ちゃんもー!」と娘が私の足元に駆け寄ってきました。
待ちきれない様子です。

今年のお団子は、2歳の娘にも安心して食べてもらえるように、さつまいもを裏ごしして作ることにしました。
牛乳を少し入れすぎたせいか、生地はやや柔らかめ。
大人の私でも、ちょっと苦戦しながら丸めていきます。

小さな手で一生懸命生地を丸めようとする娘。
なかなかうまくいかず、お団子はどれもこれもいびつな形。
それでも、娘はニコニコしながら、できたお団子を並べていきました。

オーブントースターで焼いている間も、娘はクンクンと嗅ぎながら、待ち遠しそうにしいます。

焼き上がったお団子は、まるで月のように黄色く輝いていました。
娘は「あちっ!」と言いながらも、嬉しそうにパクパク食べています。
生のうちから生地をちぎっては口に入れていたので、もうほとんどありません。

なんとか焼けたデコボコのお月さまたちを竹のお皿に並べて、花瓶にいれたススキと一緒に飾ってみました。

本物のお月さまを眺めると、娘は「まんまるだね」と言っていました。
「お月さま、こんばんは。」
お気に入り絵本のセリフをいう娘は満足気でした。

完璧な形のお団子ではないけれど、娘と一緒に作った、デコボコお月さま。
私たちにとってかけがえのない宝物となりました。
来年も、再来年も、娘と一緒に、色々な形のお月さまを作りたいです。
そう心から思った、温かい夜でした。

#挑戦してよかった

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喜木凛🌿ブックシェアコーディネーター
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