私流、キャラクターに名前(ルビ:いのち)を与えるコツ
【前置き】近況
最近、小説家志望としての活動、全然してなくない!? と思い至ってしまった。
最近は、オタク活動をしたり
なんかリアルの話をしたり
まあ一応小説あげたりしていたけれど(公募のために自主転載した)
にしてもこの夏は、ひたすら自堕落生活をenjoyしてしまった!! 文フリに向けての準備は1mmも進んでいないし、Twitterにあげていた文披も途中で放棄している。いやどっちもやるつもりなんだけど……やる気が出なくて本当に……。
だらだらと代表作の続きを書いています……(だらだらとは言っていますがちゃんと真面目に書いています。もちろん)。
というわけで久しぶりに、創作論でも書くか!! と思い至ってこうしてキーボードを叩いています。長い前置きを失礼しました。
皆さんの予想通り、上記したものは記事の宣伝です。もし気が向いたら、宜しければ……😇
というわけでようやく本題に入ります!!
【本編】ネーミングについて
1.フィーリング編
と書き始めたのはいいんですけれどねぇ、私はいつも深く考えてネーミングをしているわけではありません。後から「なんでこの名前にした……」と落ち込むことも多々あります(もちろんそんなコロコロ直せないのでそのまま。それがお前の天命(名)や……)。
というわけで、ネーミングに関してで私が思っていることを、1つだけ言うことにしましょう。
フィーリングで付けろ。
……ちょっと待って下さいブラバしないでくださいちゃんと理由があるんです!!!!
というのも、上記した通り、名前っていわば私たち、作者という名の神から与えられた、天命(名)だと思うんですよ……。
つまり名前には、作者(神)から与えられた役割や願いが無意識に込められているはずなんです。
だからパッと思いついた名前がいいと思います。パッと思いついた名前ほど、語感が良かったりするしね。
悩めば悩むほど、ゲシュタルト崩壊していくというか、「本当にこの名前で良いのか?」と疑ってしまうと思います。
もちろん、名前は大事です。私のような文字書きは、名前こそがキャラクターの「顔」になります。だから名前は大事。
でも時には、パッと思いついたもので決定しちゃってもいいんじゃないかな……と思います!
2.設定から編
多くの人が使っている手法だと思います。私も使うことが多いです。
まあ書いてある通り。あらかじめ決めた設定から、名前を付けるという方法です。
例えば、「氷の女王」と呼ばれ恐れられる女の子がいたとしましょう。また、その子は博識です。
まあ他にも色々設定はあるのですが、ここでは割愛。
そんな子から私が生み出した名前は、氷室文那。
氷室で「氷の女王」。冷たさや聡明さが表せていると思います。
文那で博識さを示しています。那は……なんとなくだけど……(ここで使う、フィーリング)。
名は体を示す、という言葉もあるわけですし、名前で設定を主張してもいいかと思います。読み手の深層心理にも刷り込めるし……(言い方)。
名前にその〝キャラらしさ〟を出していくと、名前を覚えてもらえる率も高くなるかと思います(個人の感想)。
3.元ネタから編
あまりいない……かな……分かりませんが、これも名づけ紹介としていいのでは? と思ったので紹介しておきます。
2とも若干被っていますが……キャラの元ネタから名前を付ける、という手法です。
(元ネタ、というところが設定に含まれていると思う)
例えば私には、ギリシャ神話に出てくる「セイレーン」が元ネタとなっているキャラクターがいます。その子の名前は、聖偲歌。
聖が「セイレーン」の「セイ」の部分(音読みね)。
偲歌が、直読みすると「偲ぶ歌」。これは偲歌らしいなと思っています。後はセイレーンは歌う怪物だし……偲歌も歌う異能力だし……。
このように、元ネタを決めてそこから名前に転じさせるのもいいかと思います。
※もちろんですが、元ネタ……つまりモチーフにするということは、「パクる」という行為ととても近い点にある行為です。対象物の著作権などをちゃんと調べてから行いましょう。例にあげたギリシャ神話は人類の共同財産であるため、こうして使えています。
4.作者の願いから編
1でも言いましたが、作者は大概キャラクターに役割や願いを託していると思います。
「主人公として世界を救ってほしい」「主人公に立ちふさがる壁となってほしい」などなど……キャラクターによって、その願いは様々だと思います。
私は主要キャラクターの名前に、よくそういった願いを託します。
例えば伊勢美灯子というキャラクターがいますが、彼女は私の代表作の主人公です。伊勢美って何……と自分でも思っているので(!?)、そのツッコミは貴方の心の中に留めておいてください😌
彼女は主人公ですが、全く主人公っぽくありません。トラブルを避けようとし、人と関わらないようにし、関わったとしても毒舌で、騒ぎの中心になど絶対になりたくない、と思っています。
ですが彼女は主人公。結局はトラブルに巻き込まれ、人と関わり、騒ぎの中心になり、人の愛や優しさに触れていきます。
そんな彼女には、ゆくゆくは皆の心を照らす「灯」になってほしい。そんな思いから、灯子という名前を付けました。
なってくれマジで(本編の現時点を見ながら)。
【蛇足】個人的に感銘を受けた名付け
私は昔から、「とある魔術の禁書目録」というラノベが大好きなのですが(今は追えてないけど)。
その作品に出てくるキャラクターの名付け方が、個人的に好きです。本当にすごいんですよね鎌池先生……。
①食蜂操祈
食蜂操祈。彼女は心理掌握という異能力を所持しています。簡単に言うと、他の人を意のままに操作できる異能力です。
また、彼女は中学生でありながら派閥を立ち上げ、そこで「女王」と呼ばれ、慕われています。
更に彼女は蜂モチーフのキャラクターです(女王蜂みたいな……)。
とまあ、彼女のことを軽く説明するとこんな感じ。
でもこれだけの説明で、彼女のそういう要素が名前に取り入れられているか分かるでしょう。
しかも「みさき」という、割とどこにでもいる名前でここまで個性を出せる……ということがすごいと思っています。
食蜂操祈という字面を見かけるたび、感動しています笑
②禁書目録
禁書目録。題名にも入っているヒロインちゃんです。
彼女はイギリスにある教会のシスターであり、完全記憶能力というものを所持しています。その能力で10万3千冊の魔導書を記憶しているせいで追われていたところを、主人公に助けられるわけですが……。それはともかく。
とにかく、そういった所以から「禁書目録」と呼ばれています。名前というより、役職名みたいなものですが……インパクトがありながら、ちゃんと名前の機能を果たしているのがすごいと思います。
(ちなみに「一方通行」とか「打ち止め」とか、そういうやつらいっぱいいます。中二病心をくすぐるンゴねぇ)
③上条当麻
上条当麻。皆お待たせ!(?)主人公だよ。
彼は不幸体質の高校生。右手に幻想殺しという能力(?)を持っているため、全ての異能力も魔術の力も打ち消してしまいます。それで幸運も打ち消してしまっているので、不幸体質であるわけです。
彼はもう正答は主人公というか、困っている人は放っておけないし、トラブルに巻き込まれやすく、その際は大切な人の為ならば我が身を顧みません。
うちの灯子ちゃんも見習え。
そんな彼は、よくこう呼ばれています。神浄討魔、と。
私が感銘を受けた理由は、もうこの当て字に表れています。神の力も悪魔の力も寄せ付けない。それがよく分かります。
上条当麻。やはり主人公。
以上、私が感銘を受けた名前集でした。
終わりに
というわけで今回は、ネーミングのコツについて話させていただきました。何か1つでも刺さる・役に立つものがあれば幸いです。
(あとは好きジャンルを唐突に紹介し始めただけだけど……)
また何か創作についてで話せることがあれば、話していこうかと思います!
それではまた、次の記事でお会いしましょう~! 👋