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室内インテリアに自然を求める現代人とそのメリット

近年のおうち時間の増加から、住居空間やさらにオフィスなど過ごす空間の居心地が重視されつつある傾向です。
居心地が悪いと感じたり、過ごし方に環境が合っていなかったりすると、ストレス蓄積、自律神経の不調、QOLの低下、健康状態の低下につながる可能性が考えられます。




・暮らしに自然を求める現代人/麻布台ヒルズ

おうち時間が増え、地方移住、ワーケーション、リトリート、キャンプ、また観葉植物や家庭菜園なども関心が高まっています。
自然に触れる、自然の中で過ごす、自然と暮らすことに関心を持つ人が増えている印象です。

2023年11月に誕生した麻布台ヒルズのコンセプトにも「緑」が含まれています。都市と自然が融合されたスタイルです。
都市の利便性や豊かさに加え、心や体の健康にも注目しているようです。

Modern Urban Village-緑に包まれ、人と人をつなぐ『広場』のような街

https://www.mori.co.jp/projects/toranomon_azabudai/concept.html
ヘザウィックスタジオ展の麻布台ヒルズの展示
柔らかな曲線に緑がたくさん
ヘザウィックスタジオ展の麻布台ヒルズの展示



・植物のある職場は生産性が上がる!?

大自然の中に行くとリラックスできると感じる方は多いと思いますが、自然のメリットはリラックスだけではありません。
うまく取り入れることで、生産性が上がるとされています。

オフィスに観葉植物を取り入れる会社も増えてきていますが、緑視率(視界に占める植物の割合)が10-15%ほどが生産性が最大になるといわれています。
オフィスや家庭のワークスペースにも、観葉植物の取入れはおすすめです。



・注目されつつあるオーガニックモダンインテリアとは?

ここ数年の在宅ワーク率の向上やおうち時間の増加から、近年のインテリアトレンドの1つが「オーガニックモダンスタイル」です。
オーガニックモダンとは、現代的なモダンなインテリアに、自然の美しさを融合させるスタイルです。
人気のモダンインテリアへ、温かみのある中間色や豊かな質感、また自然素材を取り入れたミックススタイルのインテリアです。
洗練されたシンプルでスタイリッシュな印象を残しつつ自然の温かみが追加されて、安らぎも感じられやすい空間です。
おしゃれさと温かみの二重取りができます。

シンプルな無機質な空間に、観葉植物やラタン素材を追加
アースカラーでモダンさの中に温かみも感じられる



・インテリアでウェルビーイング

ヒトの五感のうち、視覚から入る情報は8割ともいわれています。
視覚情報は過ごす空間によって左右されるので、インテリアは居心地の良さにも影響するといえます。

集中、覚醒して過ごしやすそうな会議室
リラックスしにくい
リラックスして過ごしやすそうなリビング
集中する作業には向かない

居心地の良さは、過ごす用途と空間が合っているかにより判断されます。
仕事をする場所や集中して過ごす場所は、「覚醒」しやすいインテリアにする必要がありますし、自宅などのゆったり過ごす場所は「沈静」「リラックス」しやすいインテリアである必要があります。

用途に合わないインテリアや内装の空間で過ごしている人は、居心地の悪さからストレスが溜まってしまっている可能性も考えられます。
ストレス蓄積により、自律神経の不調、睡眠の質の低下、免疫力の低下など日々の健康面の悪影響も考えられますし、さらには認知症、生活習慣病、癌リスクの上昇にもつながることが考えられます。

日頃の居心地の良さやストレス軽減、さらに健康状態の維持のためにも、過ごす空間のインテリアは大切であると考えられます。
観葉植物や自然素材、アースカラーなどはインテリアとして取り入れやすいので特におすすめです。

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