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#カメラのたのしみ方をひとつ失った。そんな気がする。
#カメラのたのしみ方
というタグを見つけ、noteを書こうとしたら
現存する日本最古のカメラ雑誌「アサヒカメラ」が休刊するというニュースを耳にした。
私がはじめて、カメラや写真に興味を持ったのは
確か小学生の頃。
当時、有名な某通信講座のプレゼントに電池式のデジタルカメラがあって
提出課題を出したらもらえるシールをずっと集めて、もらった気がする。
電池を入れてしばらく使っていたら、すぐに熱くなって壊れた覚えがある。
それから、5~6年経ってからかな
また、カメラを手に取ったのは。
中学生の頃から私は、
ジャニーズの向井康二くんが大好きで。(今も大好き)
康二くんが撮影する写真は
あったかくて、やさしくて、
康二くんに向けられたレンズの先にいる人たちが
みんな笑ってて、康二くんにしか見せない表情で写ってて。
でも、悲しいことがあるときに撮影した写真は
なんだか写真も暗く見えたりして。
撮る人は同じなのに、写真ってこんなにも変わるんやなーって思った。
とにかく康二くんが撮る写真が大好きで
私も写真を撮ってみたいなと思って、
高校生の頃、アルバイト代を貯めて
Olympusのミラーレス一眼カメラを買った。
それからは、康二くんが見せてくれる写真を見ながら真似してみたり、
うまく取れた写真はファンレターに入れてみたりした。
康二くんも、ファンの人が入れてくれる写真を見るのが楽しみやねん♪って言ってくれたりして、ファンとアイドルを繋ぐ一つの手段でもあった。
それから何年かが経って、
アサヒカメラの2020年4月号から、
向井康二くんの連載ページがはじまった。
めちゃめちゃうれしかった。
康二くんの写真をたくさんの人に見てもらえると思ったし、
スキを仕事につなげる姿をかっこいいとも思った。
2020年4月号は表紙も飾って、
「写真雑誌に載りたい」と言っていた康二くんの夢も叶った。
これをきっかけに、
私はアサヒカメラを購読し始めた。
康二くんの連載はもちろんだけど他のページもめちゃめちゃ面白かった。
きれいな写真がたくさん載せられていて、
どうやって撮ったらいいのかも書かれていて、
次にカメラを買うなら何がいいかなーなんて考えたりもして。
すぐに康二くんの連載目的ではなくて、
普通にアサヒカメラ自体が読みたくて、毎月の発売日が楽しみになった。
そんな中で発表された、アサヒカメラの休刊。
部数低迷とコロナ禍による広告費の減少。
あまりにも悔しい。
康二くんの連載は、
AERAという雑誌に媒体を移して継続するみたいだけど、
あとはネット記事や増刊号・ムック本として出すようになるんやって。
あの分厚さといい、情報量の多さといい、紙の質といい、良かったんだけどなあ。
#カメラのたのしみ方
雑誌がなくなっても、個々がカメラを楽しむことはできる。
だけど、またひとつ社会の流れによって#カメラの楽しみ方 を失ってしまった。そんな気分だ。