見出し画像

不可逆少年



あらすじ

狐のお面をつけた少年が監禁した大人を次々に殺害する事件が発生した。
凶器はナイフ・トンカチ・ロープ・注射器。常軌を逸した犯行はネット上で中継された。彼女は13歳の”刑事未成年”で法では裁かれない。
「だから今しかないの・・・・」


用語解説

  • 不可逆少年とは教育的更生ではなく専門家による治療でしかやり直せない生物学的要因によって非行に走った少年 

  • 刑事未成年とは少年法によって、どんな罰を犯したとしても刑罰を科すことのできない満14歳に満たない少年

  • 虞犯少年とは性格や環境に照らして、将来罪を犯す又は刑罰に触れる行為をするおそれのある少年


感想

子を取り巻く信用できない大人たちや、DVの親、助けを求められなかったこの行く末、不幸に慣れすぎた少年たち、非行に走る少年たち

この本を読んだ時、こんなにもの調査員や心理カウンセラーなどが非行少年たちに向き合っていて、1度非行に走ってしまっても、そこで出会う方のおかげで前を向いていく姿に泣きそうになりました。
また助けを求められないからこそ取り返しつかない罪を犯してしまうこともあると知ると悲しくなりました。自分自身も大人を信用出来なくなったことがあった。学生時代に見て見ぬふりされたり、言っても多数の意見の味方。だからこそ親身になってくれる大人がいることに救われた。





いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集