<シェア記事>幼稚園で幼稚園教諭が一斉退職
先日、保育園での保育士一斉退職が増えている記事をシェアしましたが、幼稚園でも同様のことが起きているようです。
静岡県焼津市の私立幼稚園で在籍する幼稚園教諭13人が3月末をもって一斉退職。園は新たに職員を採用し、4月以降も運営を継続する方針。
↑当初こちらの記事では、主な退職理由は勤務時間や時間外手当などの労働条件に納得できないためと報道されていましたが、↓こちらの記事では労働条件が主な理由ではないと書かれています。
「私たちの退職理由は労働条件ではありません。先生の人数、環境を整えてほしいと再三声をあげたにもかかわらず、応えてくれないことが原因です」「理事長に(教諭の)人数を増やしてほしいとお願いしてきたが、用意されなかった」「現場のことは現場に押しつけ、まったく関わろうとしてくれなかった」「とにかく子どもたちのこと、保護者のことを第一に考えてほしい。子ども、保護者、先生の気持ちに寄りそって現場を知ることから始めてほしい」
保育園や幼稚園で一体何が起きているのか。
運営者と現場の職員での関係性が築かれていないことが一斉退職に繋がるという視点、私も同意します。保育業界は、長年無理な労働環境が改善される余地のないまま、トップダウンで運営されていた業界です。保育士たちの「こどものために・保護者のために」という志だけで食い止められていたものが決壊した結果が今なんだと思います。幼稚園は保育園と比べてみれば、まだ良いのかもしれない…と思っていましたが、今回の一斉退職が起きたのは私立の幼稚園なので、もはやそうとも言えない状況かもしれません。
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