<シェア記事>字を覚えるよりも先にできるようになっておきたいこと
この記事は2021年の物ですが、アメリカ在住の保育士さんが紹介していて、私も良いなと思ったのでここでシェアします。
私の中で、アメリカの幼児教育は日本に比べて、自由でのびのびしている(細かいことにこだわらない)イメージがありましたが、この記事を読む限りと、幼児が集団生活を行う前に身に着けていたほうが良いと教員が考えているものは、根本的な部分で日本とあまり違いはないのかなと思いました。
最近は、家庭で幼児の時期から熱心に文字や数字を教える傾向が強く、年々低年齢化していることは、私も保育園や幼稚園の子どもたちを見ていて感じていました。その一方で、4歳になって、自分で服が着られない、トイレでお尻を拭くことができない、はさみを使ったことがない…などなど生活する中で必要なことができない子は少なくありません。
家庭で親がしたほうが良いことは、子どもに字を教えることよりも、ひとりで服を着られるようにサポートすることだと思います。字を覚えることは、身の回りのことができるようになった後で良いのです。むしろ、その方が効率よく学習が進みます。身の回りのことが自分でできない状態で、集団生活を送ることは、相当のストレスです。ストレスを抱えていては、安心して新しい技能(字を読む・書くなど)を身に着けることができません。
そのような理由で、もし親にその余裕があるならば、気に掛けたほうが良い事は、子どもの身辺自立(排泄・着替え・身近な道具を使えるようになること)に関してです。
子どもができるようになるためには、親は待つことが必要です。時間がないと親がやってしまった方が早いのですが、そこをぐっとこらえて、お子さんができるようになるまで見守ることが必要です。その見守りがお子さんの快適で安心な園生活の礎になります。
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