読書記録① 重松清「カレーライス」
こんにちは、読みに来てくださってありがとうございます。今回は最近読んだ本である重松清さんの「カレーライス」について紹介します。この本を読んだきっかけとしましては、以前重松清さんの作品を読み、別のものを探していました。するとこの本を見つけ、「カレーライス」小学校の時に読んだことを思い出したからです。帯にある「おとなになっても忘れられない」というのはとても核心を突いていますね。(まあまだ大人ではないですが笑)この本は9編の短編集となっており、流石にすべてを紹介すると文量が多くなるため特に好きな話を1つ選んで簡単なあらすじ、感想を紹介します。ネタバレも含まれているためご了承ください。
千代に八千代に
①あらすじ
千代と八千代は友達同士で、いつも八千代は千代の家に行っていました。しかし、千代の孫娘であるスミの目から見て、千代はいつも八千代に難癖をつけており、とても友達同士とは思えませんでした。また、スミがひどいことを言って絶交した(とスミは思っている)トモに、「親友だから」という理由で親切なことをされ、スミは「友情とは何か」ということで混乱してしまいます。このように友情について考えさせられるお話でした。
②感想
まず千代と八千代の関係を読んだとき、僕自身もスミと同じように、二人が友達であるとは思えませんでした。しかし読み進めていくにつれ、ただ単に難癖をつけているのではなく、八千代にしっかりしてほしいから文句を言っているのだと理解しました。仲良く話したり遊んだりするだけが友情のすべてでは無いと思わせてくれる素晴らしい作品でした。
以上です。他にも素晴らしい作品がたくさんあるので気になったらぜひ読んでみてください!
また、noteに他にも投稿しているので読みに来てくださったら嬉しいです。
ここまで読んでくださってありがとうございました!
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