体をゆるめることで本来の力を引き出す｜お手入れと体操を続けてきて変わったこと

40代に突入したとき
「体に40歳ってボタンがあったのかな？」
と思うくらいに
色々な変化を感じました。

ものすごく疲れやすくなって
それまでと同じだけの
仕事・家事がこなせない。

動くたびに
関節がミシミシと音を立てるようで
腰掛けるのも
立ち上がるのも
そろーりそろり。

肌ツヤはなくなり
ときには突然
全身に原因不明の痒みが
襲ってもきたり。

当時は

「もう４０代にもなったんだし、仕方ないよね」

「誰だって、こういう症状と付き合いながら
歳を重ねているんだよね」

と、あきらめたような
割り切ったつもりのような
気持ちでいました。

だいたいいつも
何かしらの不調があったので
ため息が出ない日は
なかったかもしれません。

ですが、その後
ご縁あって

１〜２ヶ月に一度
お手入れを受けたり

気を流す体操教室で覚えた体操を
日常生活にも取り入れるようになって

かれこれ３年くらい
経過した今。

そのような症状を
感じなくなっている自分がいます。

なんでしょう。
身体の中がすっかり入れ替わったような
感覚といいますか。

２０代、３０代と
決して健やかとは
言い難い状態だった私は

このままではマズイかもと
食事や水にこだわってみたり
書籍やセミナーで得た知識から
色々な健康法を試したりも
していたのですが

どれもピタッと来なくて
試してみてはやめ
また次の方法に手を出してはやめ
の繰り返しでした。

現在は
体のケアといえば
ほぼお手入れと体操だけに
なりましたが

あの頃よりもはるかに
体は軽く
肌トラブルもなくなり
健やかに過ごせています。

＊＊＊

振り返ると
初めてお手入れを受けたときは
正直その良さはよくわからなくて

あまりにもソフトタッチなので
物足りなささえ感じていました。

でも
当時、同時進行で学んでいた
リンパドレナージュの実技で

圧をかけない施術でも
ハリやコリが引いたり
骨格が微調整されていく様を
目の当たりにしていたことや

なんとなく
自分の奥深くで
「これは必要なこと」
という感覚があったことから

「今はよく分からないけど
とりあえずやってみよう」と

自分自身の体で実験してみる感覚で
お手入れを受けるということを
続けてきました。

気を流す体操も
初めて参加したときは
どのポーズも痛みを伴って
全然形にもならなかったけれど

こちらは
全身くまなくストレッチされる構成や
ポーズの覚えやすさから
「これはよい！」と感じたので

それからほぼ毎日
自宅で続けてきました。

＊＊＊

そして今。

以前は物足りないと感じていたお手入れは

「こんなに大切に扱ってもらえて幸せだなぁ」

「頭のてっぺんから手足の先まで全身すみずみ
ゆるんで、調整されて、気持ちいい〜」

と感じるようになって

開始わずか５分で寝落ち
それから
何層もの深い深い眠りに落ちていって

終わった後は
きれいさっぱり
魂ごと温泉につかったような感覚と
感じ方が大きく変わりました。

今になって思うと
以前の私は
身体がバキバキだったから
感覚が鈍ってしまっていて

きっと強い刺激でないと
心地よいと感じられなかったのだろうな
と思います。

また当時の私は
今よりもうんと
他人を頼ったり
他人に委ねるということが苦手で

家庭でも
職場でも
必要以上に責任を背負い込んでは
何もかも自分でしようとする傾向が
ありました。

きっとそれが
体の強張りにもつながっていたのだろうと
思いますし

そのような傾向ゆえに
お手入れを受けるときに
施術者に委ねて脱力するということが
できにくかったんじゃないかなと思います。

気を流す体操でも
ポーズを取るたびに生じていた痛みは
ほぼ感じなくなり

身体がすみずみまで
ストレッチされていく感覚が
とても気持ちいいと
感じるようになりました。

腕をあげる高さ
前屈の曲がり具合など
可動域もずいぶんと広がりました。

＊＊＊

自分の体の変化を通して
お手入れも体操も
続けてきてみて
ほんとうに良かったと感じています。

体の調子がいいので
「前からなんとなく湧いていたあれ
やってみようかな？」
という気持ちになれたり

「あれをした方がいいかも？」
「これを飲んだ方がいいかも？」
など不安に駆られることがなくなったり。

その一つ一つがそのまま
自己信頼にもつながっていって
いるように感じます。

本来身体に備わっている力が
のびのびと自発的に働ける状態って
素晴らしい！

多くの方が感じているような

・夜ぐっすりと眠ることができない
・目覚めが悪い
・運動をしても痩せにくい
・首肩こりが常にある
・頭が重い
・ため息がよく出る

といった症状は

加齢や疲れによる
当たり前のものではなく
「体のお手入れが必要だよ〜！」
というサイン。

私たちは日々の生活のなかで
体の使い方のクセや
我慢や無理をすることで

知らず知らずのうちに
体をぎゅっと緊張させて
しまっているものなので

体が知らせてくれているサインを

こんなものだろうと放置したり
仕方がないものとあきらめたりせずに

ぜひ
お手入れを受けてみたり
体操教室に来てみたり
してみていただきたいなと思います^^

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