【読書メモ】波頭亮『論理的思考のコアスキル』43
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第IV章 クリティカル・シンキング 1 ネイチャーとして間違える脳
脳はかくも間違える
人間の思考が陥りがちな誤謬のパターン
4枚のカード実験(p.210)
「A」「F」「4」「7」の4枚のカード
→片面にはアルファベット、片面に数字
→「あるカードの片面が母音のアルファベットならば、そのカードのもう一方の面は偶数の数字でなければならない」というルールが守られているか確認するには、どのカードをめくればよいか正解率は10%前後
ベン図でルールの図示ができる(p.220)
3囚人問題
3人の囚人A、B、C
→3人とも処刑されることになっていたが、恩赦で1名だけ助かることになった
→囚人Bは処刑される
→囚人Aの助かる確率はどれくらいか正解率は約14%
解法例はp.222-223
プラナリア観察実験
→プラナリアが頭を回転させた回数と、体を収縮させた回数を答えてもらう実験グループを2つに分ける
1つ目のグループ:「プラナリアとは、よく頭を回転させたり、体を収縮させたりする生き物」と説明
2つ目のグループ:「プラナリアとは、あまり頭を回転させたり、体を収縮させたりしない生き物」と説明
頭の回転数も、体の収縮数も、1つ目のグループが報告した回数は、2つ目のグループが報告した回数の2倍以上だった
知覚的認知と言っても差し支え無いほどの単純な判断においてですら、人間の脳はあやふや・曖昧であることを実証した例
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