【読書メモ】アクセンチュア 消費財・サービスグループ著・上原優編著『外資系コンサルのリサーチ技法(第2版) 』31
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読書メモ
第2章 10のリサーチ技法②『情報をつくる編』
アンケート調査
NPS(Net Promoter Score)
近年注目されているマーケティング指標
簡単な質問で、顧客のロイヤリティを測ることができる指標
簡単な質問:この製品/サービスを周囲の人に勧める可能性はどの程度ありますか?
回答:0~10までの11段階
0~6:批判者
7~8:中立者
9~10:推奨者
NPS = 推奨者の割合 ‐ 批判者の割合
このあとに、勧める(進めない)理由を具体的に特定する設問が続くことが一般的
売上数量やリピート率といった指標は、過去の事実
→今後どうなるかを見通すためには、別の指標で補う必要がある顧客満足度:回答時点で満足しているか、を問う
NPS:未来の行動(意向)を問う
競合間での比較には向くが、異業種間の比較には向かない
NPSが1ポイント変化したとき、どれだけ企業業績に影響するのかを直接的に把握できない
感想
「この製品/サービスを周囲の人に勧める可能性はどの程度ありますか?」と聞くのがいいのかもしれませんね。「この製品/サービスを今後利用する可能性はどの程度ありますか?」と聞いてしまうと、肯定的な回答が多くなってしまいそうな気がします。ちょっとした言葉遣いの違いですが、回答に大きな影響を及ぼしてしまうので、聞き方とは怖いものです。
アンケートの極意は、いかに回答者の負担を少なくして、こちらが聞きたいことを聞き出せるか、という点に集約されると思います。
意識していることと、実際の行動とは違っていることが多いです。アンケートで聞き出せるのは、あくまでも、回答者の意向や意識であることを、よくよく注意しておかないいけない気がします。
統計的な誤差も考慮に入れなければなりませんが、データで何がわかるのか、も、同時に考慮しないといけないと思います。
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