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【読書メモ】神田房枝『知覚力を磨く』10
読んだ本
読書マインドマップ
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読書メモ
第1章 すべては知覚からはじまる ― あなただけが観ている世界
歴史を塗り替えた日本人の知覚 ― セイコーの「クオーツ革命」
人間の知的生産プロセスの起点には、いつも知覚がある
→どのような知覚を抱くかは、思考や実行だけではなく、全体のクオリティを左右する日本とスイスの時計産業
スイスの時計メーカーは、「クオーツが次世代時計を担うテクノロジーであること」を知覚できなかった
→クオーツ式時計の開発で遅れをとったなぜスイスでは、日本のような知覚が生まれなかったのか
従来の機械式時計で頂点に君臨していたから
→時計産業の「全体図」が見えなくなっていた
=新しいテクノロジーや、日本の状況に眼が行き届かなくなる
=知覚の罠イノベーションがあっても、その価値を見抜けない
現状の満足して近視眼的になっていると、人間は新しいものに対してまず疑念を抱いてしまう
→知覚すべきものをみすみす逃してしまう
感想
「全体図を見る」が重要なポイントとなりそうです。人間は現状の満足してしまうと近視眼的になってしまうとのことですが、追い詰められても近視眼的な思考になってしまいます。どちらも、「全体図が見られない」状態である、ということなのだと思います。
では、「全体図」を見るにはどうすればよいか、そのことが次のテーマになりそうです。
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