【読書メモ】波頭亮『成熟日本への進路』6
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読書メモ
I 二一世紀の日本の国家ヴィジョン
三 新しい国家ヴィジョン:国民の誰もが医・食・住を保証される国づくり
財源確保の具体策
消費税の税率を上げる
メリット
景気に左右されにくい
先進国の税率は、15~20%
デメリット
所得に対する逆進性の問題(←現状では消費税増税の体力があるとは思えない)
金融資産課税
所得に対する逆進性を緩和
資産を多く持つ人ほど多く課税される
土地だけでなく金融資産も課税の対象とする
お金を使おうとするインセンティブも働く
金融資産を、普通預金よりも有利な資産形態に移し変えようとする動機も生まれる
相続税の大幅アップ
社会の公正化
金融資産の3分の2を55歳以上の年配者が占める
高齢者の消費の促進につながる
感想
消費税率を上げるのは、いまの状況(コスト増による物価の上昇)を考えると、実施しないほうがよいように思いました。それよりは、お金を持っている人にお金を使わせるような政策のほうが、景気対策にもなり望ましいと思います。
問題は、そのような政策が支持され実行しうるのか、ということだと思います。
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