【読書メモ】波頭亮『論理的思考のコアスキル』30
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第II章 論理的思考のコアスキル 4 アセットとしての知識と経験
論理的思考の推進力となるものと言える最も重要なスキル
→「適切な言語化」スキル、「分ける・繋げる」スキル、「定量的な判断スキル」上記のスキルに加えて、もう一つ必要なもの
→(スキルではなく)アセットとしての「知識と経験」
→三つのコアスキルは、どれも、知識と経験が母胎となってこそ成立し発揮され得るもの「適切な言語化」のための知識・経験
下記の2点で、思考の対象としている意味内容をどれくらい的確に言語化・命題化・文章化していくことができるのかが決まる
ある言葉とその意味内容を正確に知っているかどうか
その言葉と微妙に意味内容が違う別の言葉を知っているかどうか
「分ける・繋げる」ための知識・経験
知識・経験があってこそ、考察事象を論理的に正しく分けることができ、様々な別の事象と繋いでいくことができる
「定量的な判断」のための知識・経験
偏差値70の希少性
→正規分布における偏差値の意味を知らなければ理解できない1世帯当たりの平均貯蓄額は1812万円だが、1812万以上の貯金を保有しているの世帯は、全世帯の3分の1
→べき分布(分布の形状)を知らなければ、その状況を瞬時に思い浮かべるのは難しいフェルミ推定
→キーナンバーになる数値の知識がなければ、推論の組み立てようがないある一つの定量データは、他のデータと比較および相対化することで意味を持つ
→比べる対象に関する知識や経験があってこそ、思考が成立する
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