【読書メモ】小曽川真貴『調べ物に役立つ 図書館のデータベース』11
読んだ本
読書マインドマップ
読書メモ
2. 新聞
新聞を使う目的(例)
過去の事件の記事の報道が知りたい
受賞時のインタビューが読みたい
お祝いのため、誕生日の一面がほしい
同窓会の企画で、この年の十大ニュースが知りたい
昔の広告が見たい
当時のテレビ欄を確認したい
これまでも、主要な全国紙は縮刷版が発行されている
→データベースを使えば、瞬時に検索できる新聞データベースの代表として「読売新聞」と「朝日新聞」の二紙を取り上げる
どんな新聞データベースがあるのか?
→リサーチ・ナビ(国立国会図書館)で調べるデータベースによって、検索できる記事の範囲に大きな違いが出る
→特に、地方面については、収録年代や地域に差がある
→号外や新聞広告も同様
→自分が求めている情報が、データベースのみで手に入るのか、データベースを検索したうえで紙媒体(原紙、縮刷版)にあたるのか、ひたすら紙媒体をめくって調べるしかないのか、はじめに確認する必要があるデータベースを利用するときには、収録範囲と利用ガイドに目を通す
紙の辞書でも、凡例に目を通し、索引の巻からひく
感想
新聞記事を検索するデータベースは、日付を特定できない場合に使うと特に便利です。そのようなときに、紙媒体(原紙や縮刷版)で記事を探すと、かなり時間がかかってしまうからです。
新聞データベースでは、新聞記事のテキストだけではなく、切り抜き記事の画像も見られます。原紙に近いものが見られるので、写真やイラストなども見ることができます。
新聞データベースでは、日本語の記事を検索できるだけでなく、英字新聞を検索したり、人物を検索できたりするものもあります。中には、雑誌や経済データなども調べられるデータベースもあります。新聞データベースは、意外な情報が調べられたりします。新聞データベースのコンテンツを確かめてみるとよいと思います。
辞書は、凡例に目を通しておくと、どのような順番で語義が並べられ、どのような基準で用例が採用されているかがわかります。
日本古典文学や日本史で『日本国語大辞典』を使用するのも、基本的に、語義は発生したもの順で並べられ、用例はその語義は発生したいちばん古いものが実際のテキストから採用されるため、そのことばがどの意味で使われたのかを特定しやすいからです。
なので、凡例に目を通しておくことは、ことばの意味を調べるうえで大切なことです。