【読書メモ】神田房枝『知覚力を磨く』07
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読書メモ
第1章 すべては知覚からはじまる ― あなただけが観ている世界
「グラスの水」からドラッカーが導き出した意味
知覚は意思決定にも決定的な影響を与える
コンピュータが市場で販売された当時の2種類の知覚
コンピュータを利用するのは大手企業でしかない
→もはや半分水が満たされている個人もコンピュータを買うようになる
→グラスはまだ半分空である
楽天の携帯電話事業
→グラスはまだ半分空いているという知覚
主観的な決断は"いい加減"なのか? ― LEGOのデータ分析
データには解釈が欠かせない
→データそのものよりも、知覚に基づいた「意味づけ」が圧倒的に重要LEGOの例
LEGOブロックで遊ぶのは、85%が男児である
→マネジャーたちのほとんど:女児はうまれつきブロックで遊びたがらない
→代表取締役のストープ:『LEGO社がまだ「ブロックで遊ぶ女児顧客を獲得する方法」を見けて出せていないからだ』と考えたストープが異なる知覚を持ち得た理由(著者の仮説として)
ゼロベースで見られた=データを純粋な眼で観ることができたから
「人間に対する確信」を持っていたから
データ時代に問われるのは、マネジャーの「人間観」
「人間をどのような存在として理解しているか」
→部下のマネジメントだけでなく、チームの意思決定そのものが大きく変わってくる何かを決めるときには、「水の入ったグラス」を思い出すこと
→知覚力を磨くための最初のステップになる
感想
知覚力を因数分解すると、「ゼロベースで見る」と「その人が持っている価値観」ということになるのでしょうか?「水の入ったグラス」との結びつきがいまいちわかっていませんが、自分の持っている経験・知識・価値観が、グラスの空の部分の意味付けをする、という感じなのでしょうか。
「見えないものを観る(マインドアイ)」とは、すなわち、このことなのでしょうか?なんというか、0や「空」の思想に近い感じがします。
絵画で鍛えるのは、「純粋に見る」なのか「経験・知識を増やす」なのか「純粋に見たものと経験・知識を結びつける」なのか、楽しみなところです。
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