【読書メモ】丸山俊一『働く悩みは「経済学」で答えが見つかる』2
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読書メモ
第1章 マルクス先生、今働くって、何ですか? ― 労働編
マルクスが『資本論』で労働としてイメージしていたもの
→人々の生活に直結するモノの生産(農業での小麦の生産や紡績工場の綿織物など)商品というモノがいつの間にかお金に変わっていく、それがある人の手元では増えていく過程を考察
→生産手段を持つ人と、持たない人が生まれ、その差が圧倒的な違いになるのが資本主義の本質であると突き止める
→二大階級が生まれる(資本家と労働者)
→生産手段を持つ資本家は、持たない労働者から、本来の生産物に必要な労働力を超えて、それ以上の価値を搾り取る(搾取)自分が働いている、労働の価値とは何か?
価値の考え方
使用価値:人間にとって役に立つことに基づいている価値のこと(商品そのものの価値)
交換価値:商品を生成するのにどれくらい労働時間が必要だったかによって測られるもの(他のものと交換するための価値)
交換価値の背後には、人間の労働量が隠されている
使用価値が変わらないのに、交換価値だけが増えてしまっているのは悪いことなのか?
→交換価値と使用価値とのギャップ
→外資系IT企業のコンサルタントはシェフや農家よりも価値の高い仕事をしているのか?
→富めるものたちがさらに豊かになっていく世の中の仕組みは歪んでいるのではないのか?
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