【読書メモ】山野弘樹『独学の思考法』7
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読書メモ
第1部 原理編 ― 5つの考える技術 第4章 論証する力 ― 論理を繋げて思考を構築する①
論証力:構成されたロジックを繋げてアーギュメント(議論)を作る力
論証は、他者側から抽出された要約と、自己側から抽出された推論をバランスよく組み合わせることが重要
まず最初にするのは、社会的に見て意義のある深刻な問いを見つけること
→いったん、何が問題なのかを正確に理解する必要がある
→問題の争点を取り違えたり、問題を矮小化しない
→「この問題の真の難しさはどこにあるのか?」を問わなければならない(=ジレンマを見抜く)初めの「問い」を見定める
例:人々から差別意識を無くすためにはどうすれば良いのか?
→旧来の解決策(異文化体験など)を根本的に阻んでいる何かがある
→真の問題は別のところにあるのかもしれない
→もしかしたら、人々の意識の中にそもそも「差別意識」が無い可能性がある
→初めの問いを変形する:明確な差別意識がないにもかかわらず、人々に差別的な言動を取らせるものは何か?
重要なのは、本質的な問いを覆い隠してしまう表面的な問いを剝ぎ取り、真に問われるべき問いを探究しつづける姿勢
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