【読書メモ】丸山俊一『働く悩みは「経済学」で答えが見つかる』33
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第5章 斎藤幸平先生、やっぱり資本主義じゃダメですか?
「脱成長」に向けてのスローダウン
誰かが持っている財産を分配するのは、暴力が必要なのではないか?
→コミュニズム的なものを作ろうとしたから起きるわけではない
→いきなり脱成長を独裁的な方法で実行しようとしているわけではない
資本主義の「ロックダウン」
資本主義にとって移動の自由は本質的(←ブローデルやウォーラーステインを再読するとよいかもしれない)
→私有財産と並んで大事コロナのロックダウンは、生活様式を自発的に変えられることを証明している
制限によって生まれるクリエイティビティや新たな価値はないのか?
→脱成長型の平等な社会になれば、より多くの人たちがクリエイティブになれる(←理由がわからない)
→市場原理で一人の天才が生まれる社会から、多くの人たちがよりクリエイティブになれる社会のほうがよいのではないか
「子どものままでいられる」創造性とは?
斎藤幸平氏の考えるクリエイティビティとは?
→暇を過ごす技術がクリエイティビティ(←教養に近いかもしれない)子どもは絶えずいろいろなことをしている
大人は、物を買ったりとか、遠くに出かけたりする
→あまりクリエイティブではない(←誰かに余暇の過ごし方を考えさせ、その方法を買っているから?)いま必要なのは、余暇を遊んで過ごすクリエイティビティ
クリエイティブワーカーは、オンとオフの区別がない
→「やりがい搾取」に注意するオンとオフの二元論を超えることにも創造性があるのかもしれない(文化、芸術、表現の領域にあるのではないか)
バブル崩壊で、グローバル・スタンダードとして、アングロサクソンスタンダードに過剰適応してしまったのではないか
いまは、市場原理と人間の尊厳を突き合わせて考える時代
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