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ロングセラー商品の作り方

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こんにちは、くにたけりんと申します。
まずは、この記事を読もうと思ってくれて本当にありがとうございます。

今回は「ロングセラー商品の作り方」というテーマで、ゴリゴリんもマーケティングのお話をしていきたいなと思います。よろしくお願いしまーす!


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では本題です。
「ロングセラー商品の作り方」というテーマではございますが、ぶっちゃけ正解はありません。「成功」、特にビジネスシーンでのそれに関しては再現性や法則がコロコロ変わるもんですから、「これをやればロングセラー商品は生み出せる!!」といっている人は基本詐欺師かと。

ただ、うんこはロングセラーにならないよね、ということはわかります。つまり、最低限のルールは存在するだろうし、ここに地雷があるから把握しておかなきゃといったポイントもある。どうやら「失敗」には再現性がありそうです。

ということを踏まえた上で、ロングセラーを生み出すためには何をしたらいいのだろうか。お話ししていきます。

1.ローテクであること

ハイテクな商品、つまりカメラの性能がいいとか、バッテリーの持ちが他社より優れているとか、そういったテクノロジー・機能性の面で魅力を持っているものはその時は売れるかもしれませんがロングセラーにはならなそうですね。DSを買う人はいなさそうだし、iPhone3を買う人もいなさそう。ノスタルジックいう面を抜いて、それら以上にハイテクなものがもうすでに存在しているので、シンプルに買う必要がありません。
ここからもわかる通り、機能面での勝負は「先駆者優位」が効きません。後から来ようと、機能面でまさっていれば余裕で1位になれる戦場なので、どうやらここからロングセラーが生まれることはなさそう。

2.流行の対極であること

タピオカは、いっときJKを中心に時の人ならぬ「時の食べ物」として光り輝いていましたが、その輝きは年々落ちています。僕の大学の近くのタピオカ屋さんが最近ラーメン屋さんに変わりました。もうすでに体力の限界なのでしょう。
一時の流行になってしまうとはつまり、その時に消費されまくるということです。ローンチしてすぐに消費されまくるタピオカや一発芸はロングセラーにはなりにくいです。すぐに他の流行ものに取って代わられます。ロングセラーに必要なのは、小さく・長く・じわじわ売り続けること、そしていつの間にかそのカテゴリーを席巻していた、みたいな性質だと考えられます。


3.カテゴリーを創造すること

みなさんは絆創膏を使ったことがあると思いますが、あれよく「バンドエイド」って言いませんか?
バンドエイドというのは、J&J(ジョンソン&ジョンソン)が作った「商品」の名前であって、絆創膏というものの名前ではないんですね。つまり、絆創膏の中のバンドエイドであると。
でも、絆創膏というものそれ自体がバンドエイドという名前だと認識している人も少なくないと思うんです。こういった感じで、ひとつの会社が出した商品名が、その認知度ゆえにカテゴリー全体の名前になっているものを「ジェネリック・ネーム」といったりしますが、バンドエイドがここまで成功できたひとつの要因として「新しいカテゴリーを創造したから」が挙げられます。
こう考えると、バンドエイドが絆創膏カテゴリーのジェネリックネームになったのも必然的だと思えます。ハイテク産業では通用しない「先駆者優位」が、ローテク産業ではバチバチに効果発揮できるということで、先駆者優位効果が発揮できればロングセラーに一歩近づくというわけですな。

4.当たりであることが知られていること

ロングセラーになる商品の条件4つ目は「あたりであることが知られていること」ですが、例えば映画鬼滅の刃がここまでヒットしたのは、誰もがアニメをいつでも無料で見られる時代だったから、が一つ要因として挙げられます。あれが、「アニメを全話見るためには300円必要です!」みたいな感じであれば、ここまでヒットはしなかったでしょう(細かく言えば見るためにネトフリやらアマゾンプライムやらに加入しなきゃいけなくて、そのためにはお金を払わなきゃいけませんが、結構前にテレビでアニメ全話放送されていたので、そういった意味では誰でも無料で見られます)。さらに、映画鬼滅の刃の最初の火付け役を担ったのは「漫画ですでに映画の内容を知っている人たち」です。つまり、すでにあたりであると知っているから、「映画だとどんな感じになるんだろう」と、足を運びやすくなる。中身を知らない、あたりかわからないものに1500円を払うのは、こと日本においては結構無理ゲーでしょう。こういったことから、中身が知られていて当たりであることがわかっている商品がロングセラーになるかは分かりませんが、逆はそうでもなくて、中身が知られていなくてあたりかどうかもわからない商品に関しては、ロングセラーにはならないでしょう。とにもかくにも全国民に中身が知られること、あたりであることを知ってもらわなきゃ始まらないのは、一つあるかもしれません。

もっと深掘りすると、おばあちゃんやお母さんが孫によく買うものってありますよね?ポッキーとかポテチとか。この枠になることがとても重要なんじゃないでしょうか。

ちなみに、こういった嗜好品としての「ロングセラー商品」は値下げも、値上げも慎重になるべきです。値下げで言えば「マルボロ・フライデー」が、値上げで言えば2008年の「カップヌードル」が有名なところです。気になった方はぜひ調べて見てください。


ということで今回は「ロングセラー商品の作り方」というテーマでお話しさせていただきました。何かのお役に立てれば幸いです、ではまた!!



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