見出し画像

ブランディングの神は細部に宿る

ミュージカル「えんとつ町のプペル」を応援しています。7月3日にYoutubeにて全編無料公開されるので、こちらの動画のリマインダーをONにしてみんなで応援しましょう!!
#えんとつ町のプペル無料


こんにちは、絶賛二日酔いで脳が腐っている国武凜です。
今回は、「ブランディングの神は細部に宿る」というテーマで、今僕が読んでいる本「商品ブランディング実践講座」を参考に記事を書いていこうかなあと思います、どうぞ最後までお付き合いくださーい!


※インスタグラムやってます!フォローしてね!


では本題です。

ブランディングの神は細部に宿る


これは、ブランドコンサルタントやブランディング会議でよく言われる言葉だそうです。
商品ネームやキービジュアル、ロゴやタグライン・キャッチコピーなど、みんなが目に付く、記憶するような目立った部分にこだわる方はたくさんいます。自分が思い描く世界観や理念を具現化するためには欠かせないことですし、多くのファンを魅了するために必須の作業です。
しかし、例えばどこが作っているのかの記載やバーコード、梱包の素材や商品の角、実店舗であればバックヤードなど、工夫しても誰からも気づかれないような部分に力を注ぎ込んでいるところは少ないでしょう。なぜならいくらそこに注力しても気づかれないので誰も魅了しないからです。しかし、多くのブランディングのプロは、ブランディングがうまくいくかいかないかは最後の詰めで決まる、と言います。

例えばみなさん大好きiPhone。秀逸なネーム、洗礼されたデザイン、独特の世界観。多くの人が惹かれる部分ではありますが、そんな商品を世に出したAppleはもっともっとエグくブランディングしています。iPhoneの外箱の裏をご覧ください。そこには

「Designed by Apple in California . Assembled in China」
 
と刻印されています。
普通なら「made in China」とするとこを、さすがAppleというべきか、誰も気づかないような部分にもAppleの世界観、独自性、こだわりを宿らせています。

他の事例も紹介します。
これは多くの方がご存知と思いますが、大人気お菓子「コアラのマーチ」のバーコード部分を見てみると'ならでは'のデザイン工夫がされています。ここに時間を割いても売り上げには1mmも影響が出ないと考え適当に済ます人が多いと思われますが、さすがロッテさんですね。

そもそもブランディング・ブランドとは一体なんなのか。ここに一度振り返ってみると、さまざまな言われ方が存在しますが僕は「適正価格をあげる作業」をブランディングと呼び、「放つ世界観」をブランドと呼んでいます。「少し高くてもこれがいい!」と思わせるために、大事にしている理念や独自のビジュアル等の世界観(ブランド)があるわけで、それを構築していく作業がブランディングなので、言い換えれば適正価格を上げる作業とも言えます。その時に、先ほども言いましたが多くの人は細部(バーコードや記載方法や素材…)に時間を割いたところで売り上げにはなんも影響はないと考えがちです。しかしどうでしょう、ブランディングが独自の世界観を作り上げる作業なら、誰もやらないこと(100人に1人しか気づかないようなところに時間を捧げること)をやることが大事なのではないでしょうか。
そういった意味で、ブランディングは本当にラスト10%の詰めにかかっているなあと感じます。

ブランディングの神を下界におろすために、僕らができることはなんなのか。自社ブランドという旗を誰もたてていないところにたてるために何を学ぶべきなのか。もっと考えなきゃいけないなあと思いました!

最後までお付き合いくださりありがとうございました、ではまた!

[関連記事]
・700文字以上読めない現代人

・デートや会議では’座る位置’に気をつけよう

・客我で主我を殺すな、I を大切に。


ご支援ありがとうございます!!これからも皆様をワクワクさせられるような記事を書いていきます!!