価格に対する感応度と支援者様への敬意
こんにちは、国武凜（くにたけりん）です！
ピアスブランドLUXER MOON（ルクサームーン）のオーナーをしたり、武田塾布施校で主任講師をしたり、近畿大学生をしたりしておりまーす！
今回は「価格に対する感応度と支援者様への敬意」というテーマでお話ししていきます、よろしくお願いしまーす！
西野亮廣講演会
すいません、本題に入る前に告知だけさせてください。
西野亮廣講演会が全国各地で開催されます↓↓
・1月16日（月）
近畿大学にて学生限定で開催されます（チケットは公開され次第共有させていただきます！）
・1月28日（土）
静岡県の浜名湖で開催されます。僕はスタッフとして参加させていただきます！チケットはこちらから（残りわずか！）⤵︎
・2月22日（水）
愛知県岡崎市で開催されます。こちらもチケット残りS席とA席のみ！！
よろしくお願い致します！！
双曲割引
では本題です。
今回の記事では前半は「価格に対する人間の心理」に焦点を当てて、後半では心理学実践編とクラファンを支援していただいた方々の思いみたいなところに焦点を当てて書こうかなと思います！
まずお聞きしたいのですが、皆様は「双曲割引」という概念を聞いたことはあるでしょうか？
こちら行動経済学でよく使われる言葉なのですが、簡単にいうと
「人間は、遠い将来を待つことがとっても苦手で、すぐに目先の利益をとりたがる生き物なんだよ〜〜」
というものです。
例えば以下の選択肢があるとします。
A：１年後に1万円もらえる
B：１年と１週間後に1万1000円もらえる
この場合、多くの人は「B」を選ぶでしょう。
では次です。
A：今１万円もらえる
B：１週間後に１万1000円もらえる
この場合、「A」を選ぶ人が多くなるのは想像するに容易い。
人間は、待つのがとっても苦手で「今すぐできること」の価値を非常に過大評価する傾向があります。
ダイエットや、禁酒禁煙、英語の勉強や寝る前にスマホを触らないといった、長期的に見れば得しかないようなことがいつまで経ってもできないのは、こういった心理があるからです。
そして、この人間の心理を逆手にとってくる企業がとっても多いことも事実。次は、双曲割引実践編です。
クラウドファンディング×双極割引
先日、僕の人生初のクラファンが終了しました。
目標金額30万円は一日で突破し（ありがとうございます！！）、ネクストゴールの60万円は最終日に達成。結果、609,150円で終了となりました。
ご支援いただいた方々、本当にありがとうございます！！
さて、ここからはかなり踏み込んだ生々しい話なので内緒にしておいて欲しいのですが、いつかクラファンをやられる方々のためにも全て晒していきます。
いきなりですが、「振り込み明細」を見てみましょう↓
総支援額：609,150円
手数料(11%）：67,007円
決済手数料（5%）:30,458円
手数料・キャンペーン適用にかかる消費税（10.0%） ：9,746円
合計振込金額：501,939円
上を見てみると、61万円ほど支援していただいた金額から手数料諸々さっ引いて手元に50万円が入ってくることがわかります。さて、本題はここからです。
この50万円の入金予定日が1月31日なのですが、どうやら今「早期振り込みの際の手数料が安くなってますよキャンペーン」をしているそうなんです。この「早期振り込み」を選択すると入金予定日は12月29日、合計振り込み金額は約48万円になります。
通常
合計振込金額：50万円
入金予定日：1月31日
早期振り込み
合計振込金額：48万円
入金予定日：12月29日
これを見て、「うわ、入金はやっ！！こっちにしようかな…」と一瞬心が揺れ動きました。そして、この選択肢をプラットフォーム側に提示されて「早期振り込み」を選ぶ人って、少なくないと思うんです。
しかし、早期振り込みを選んで2万円多く支払うことは、支援していただいた方々のお気持ちを考えると絶対やってはいけないことです。
60万円とか50万円とか莫大な金額に見慣れると「2万円」が「たったの2万円」に感じますが、2万円を支援していただくのがどれだけ大変かを想像すると、そして２万円も支援してくださった方々がどんな気持ちで、どれだけ僕のことを信用してくれて支援してくださったの考えると、決して「たったの2万円」ではないんですね。ここは必ず見誤っちゃいけない。
プラットフォーム側は「双曲割引」「人間は現在に近いことを過大評価するという心理」を逆手にとって、少しでも多く手数料を取るためにこういった選択肢を作ってるわけです。
クラウドファンディングはそもそも何もかも遅いです。プロジェクトを立ち上げて本文からリターンから設計するのに最低でも１日はかかるし、それを申請して公開まで持っていこうとしたら1週間はかかります。そこから約１ヶ月ほど期間を設けて支援していただく。
クラファンスタートから終了まで約１ヶ月半もかかると分かっているのに、振り込み期間だけ早くするために２万円も多く払うのは本来の目的を見失っているとしかいいようがありません。「そこ早くするならそもそもクラファンなんか選ぶなよ！！」って話ですよね。
企業は利益を儲けることに全てのリソースを割いています。ありとあらゆるところで仕掛けてきます。何も’敵’とか’信用するな’とかそういうことが言いたい訳ではありません。事実、プラットフォームがなければ僕は50万円入金されていない訳ですから、頭上がらないぐらいに感謝しかありません。でも、利用させていただいているものの、提示される選択肢が本当に適当なのか否か、選んだ選択肢は果たして正しいお金の使い方なのかは、常に熟考するべきだというのが今回のお話でした。
生々しくてすいません、でもこういうことが大事なんだと思います。
ではまた！！
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