今一度「広告」について考える
こんにちは、国武凜(くにたけりん)です
ピアスブランドLUXER MOON(ルクサームーン)をつくったり、大学生をしたり、講師をしたりしておりまーす!
今回は「今一度「広告」について考える」というテーマでお話ししていきます、よろしくお願いしまーす!
本題に入る前に告知だけさせてください。
10月23日(日)に大阪/味園ユニバースで「えんとつ町のハロウィンフェス」というものがあります!僕は運営としてではなく、ただただお客さんとして参加します
味園ユニバースというビルを飲み屋でジャックしたり、夜は地下でキャバレーがあったりするそうです、この日だけの出会いを最高に楽しんじゃいましょう!
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ということで本題です。
私たち現代人は一日に約2000もの広告に触れているそうです。そしてこの数はますます増えていくでしょう。
この流れが加速すればするほど確実に起こることの一つは
「広告に対する免疫機能の向上」
です。
昔と違って今は、テレビCMで出てた商品の名前を覚えないし、駅のディスプレイ広告に書いてある文字を読まなくなってます。
広告が増えたのもそうですが、情報があまりにも増えすぎたことも、広告に気をとめなくなった理由の一つでもあります。
特にYoutubeやTiktokが若者の間でのメインコンテンツになっているので、文字を読める人は少なくなっていくし、記憶力や集中力なんかも今より悪化していくでしょう。脳は使わない機能はどんどん衰えていきますので、この流れは確実にきます。
明らかに時代の転換機を僕らは生きているわけですが、そんなVUCA時代にやらなきゃいけないのは「常識を見直すこと」「既存のものの’意味’を捉え直すこと」だったりします。そして今僕が考えたいのは「広告」。
広告とは何か
文字通り、一つの役割として「広く告げる」というのがありますよね。
自分の商品・サービスをターゲットに知ってもらいたい、あわよくば買ってもらいたいという目的のための手段としての広告は、ありふれたように存在します。
もうひとつ役割としてあるのは「世界観の共有」ですね。
とあるモデルさんを起用して、おしゃれな街でサングラスをかけさせて撮影する。みたいなのは「私たちが売っているのはこういう世界観です!!」と告げる機能を有します。まあ、告げるという観点から先の役割の包括されるっちゃされますかね…
認知とイメージの創造、主にこの2つが広告の役割だと考えます。
ただ、従来マーケティングにおける広告の役割はこの2つでOKなのですが、ことラグジュアリーブランドの世界になると、広告はもうひとつだけ役割を担う必要があります。それは
「潜在顧客を幸せにする」
です。
ちょっと抽象的ですよね、どういうことか。
ラグジュアリーブランドの広告の目的は「売ること」ではありません、誇張無しに、ラグジュアリーブランドは「この広告で売り上げUPだ!」なんて1mmも考えてません。むしろ売れるのはvulgarization(通俗化)を招くので真逆です、「そこまで売れるなよ…!」なんです。
じゃあこれ何が目的かと言いますと、「いつか買うであろううちのブランドに見合った資力をもつ顧客が、購入した時に大きな満足感を得ること」です。このために広告をうってます。
広告の機能の一つである「認知」によって、ラグジュアリーブランドを多くの人に知ってもらいます。しかし価格が高いのでほとんどの人は買えません。すると、知ってるんだけど買えない人っていうのがどんどん増えていきますよね?その中で、「俺は持ってるんだよ〜ニヤ」っていうのが、ラグジュアリーブランドを購入する人の大きな満足感につながるわけです(わかります?)
従来マーケティングにおける広告とはある観点からすると相反する機能をそれに持たせているのがラグジュアリーブランドにおける広告だったりします。
こんな感じで要はなにが言いたいかというと、口すっぱく言いますが「常識を疑え」ってことなんです。
本来「売る」ことが目的の広告を、違うものとして機能させたら面白んじゃないかなぁ?と考える力が重要ってことです。
この力が差別化にもつながり、1日2000の中で一際目立つ広告が作れるわけです。
VUCA時代に必要なのは「常識を疑う力」である、という締めで今回は終わりたいと思います。ありがとうございました〜!
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