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熱狂を伝染させろ。 #3

前回の続きです。

-前回の投稿-

1. コミュニティを考える。
2. 新しい組織形態 "ティール組織"とは?

そして今回の投稿は

3. 熱狂を伝染させろ です。

3. 熱狂を伝染させろ

・持続可能なビジネスにはパレートの法則が成り立っている。
・モノ売りからコト売りの時代へ。
・コミュニケーションに基づいた商売で顧客を巻き込み、愛着を持たせる。
・オンラインサロンというファン同士がフラットな関係でコミュニケーションを取り、有機的に動く現代のコミュニティ。
・余白の存在ファンコミュニティを活発化させる。
・オフラインいかに外部と繋がるかコミュニティ活性化の鍵。
・納品主義からアップデート主義へ。

👆前回の続きで、WE ARE LONELY, BUT NOT ALONE. という本で面白いなあと思った部分の引用です。

-夢を語れという賛否両論あるラーメン屋-


皆さん、「夢を語れ」という二郎系ラーメン屋はご存知ですか?

初めて名前を聞いた時、全然何のことか僕も分かんなかったんですけど(笑)、名前の通り、夢を語れるラーメン屋さんなんです。

僕の大学がある大分県別府市「夢を語れ 別府」があり、他にも東京、京都、沖縄、etc...にもあるそうで、最近は宮城県女川にもできたそうです。

このお店の特徴は何といっても夢を語れる空間であり、創業者の西岡津世志さんが「若者が気軽に夢を語れる社会の実現」というビジョンを掲げ、得意とする美味しいラーメンを振る舞うこと夢を語れる空間を作りたいという思いを無理やりくっつけた結果、「夢を語れ」が誕生したそうです!(後々、夢を語れに重点を置いた記事も書きたいなと考えています!)

さて、本題に入ります。こんなにいくつも店舗を構えている夢を語れですが実は味に賛否両論あります。

証拠として、夢を語れとgoogleで調べるとこんな検索候補が...

「夢を語れ まずい」

こんなに人気なのに...?

僕は月1.2で通っていて、もう中毒気味なのですが(笑)、僕の友達でも苦手って子が割といます。

確かに、味はがっつりこってりで、人によっては苦手な人も多そうです。ちなみに創業者西岡さんまでも、若い頃は大好きだったそうですが、今ではもう胃がついていけないそうです(笑)

味に賛否両論ある「夢を語れ」ですが、実はそこが大きなミソなんじゃないかって思います。

完璧なモノって話題になってもあんまり長続きしないと思うんですよね。あと、当たり前に美味しいとこってなんか面白みがない。しかも、その味が好きと思う人は、賛否両論あるがゆえに、誰かとこの味が好きっていう気持ちを分かち合いたい。だから、その味が好きな人を見つけると自分の居場所であるかのように安心感を感じるんです。これがファンコミュニティの本質だと思っています。例を出すと、最近PokemonGOにハマっているんですが、周りにやってる人があんまりいないし、面白くないっていう人もいる。だからこそ、PokemonGOやってる人見つけるとめちゃめちゃ親近感湧きます。例え知らないおじさんでも。話しかけたくなる(笑)

これは世間でマイノリティとされる人が手を合わせた #metoo運動 とか、それに当たるのかなって思います。しかも賛否両論の賛成数が少なければ少ないほど、賛成同士の人はお互いに強く自分の居場所を感じるんだと思います。

味に賛否両論あるからこそ、食べた人の間で議論が生まれ、話題が長続きしやすい。あふれる情報社会において、持続的な口コミを生み出すためには賛否両論って一つの鍵なのかも知れません。


-体験をデザインする-


最近、僕の芸術短期大学の友達が卒業制作の展示をやっていたので、見に行きました。作品はコチラ。

個人的にめちゃくちゃ好き!
またこの遠目で見たときの色合いが絶妙ですよね。

この卒業制作のタイトルは「KASHIKA」「可視化」です。
コンセプトは、"人間の感情を可視化"する。非日常的なものが日常に溶け込み、雑貨としてあなたの生活の一部になるといったものです。素敵。

テーマは生活の中に彩りを。ということで、時計やカレンダーなどのプロダクトが色鮮やかにデザインされています。特に注目して欲しいのが御祝儀袋。これは全く新しい!


単なる機能に満足できないモノ余りの時代感情の可視化という付加価値をつける。この考え方はまさにデザイン思考に直結してますよね。

例えば、この作品の御祝儀袋を誰かに渡すとする。普段使っている御祝儀袋はシンプルなものですが、幅広いデザインがあればさまざまな用途で使い分けれるし、もらった側も嬉しいですよね。

ここで重要な点は2つあって、

1. 与える側ともらう側でそのプロダクトに対して個人で考えること
2. "コト" を生み出すこと

与える側は、もらう側に対して伝えたい気持ちに近いデザインはどれかな〜と選ぶ体験
貰う側は与えた人はどんな気持ちで私にくれたのかな〜なんて考える体験。与える側にも、もらう側にも "選ぶ・考える体験がデザイン" されている。

まさにモノ売りからコト売りへって感じ。素敵な作品をありがとう。おかげでデザインに興味を持てました!

消費者に考えさせるモノ・サービスはその時点で人によって違った感情移入をさせていて、消費者同士のコミュニケーションも生まれる。これこそファンコミュニティですね。


-就活を楽しむ-

先日、1000人以上の大学生を見てきたキャリアコンサルタントの方を招いた2泊3日の就活合宿に行ってきました。

合宿は現在在籍している大学の寮で行われました。一度は寮生活を味わってみたかった!!あと合宿という響きがなんか好き!!(笑)

それと、就活関連のセミナーって絶対参加者と仲良くなるんですよね〜〜。自己分析グループワークを通して自己開示を行うので、初対面の人でもその日だけでその人全てを知った気分になる!

しかも、今回は合宿というので、3日あって仲良くならない訳ないだろうと。(二重否定の強い肯定の古語表現)

結果的に、めちゃめちゃ仲良くなりました。最後は乳首の話で盛り上がったほどです。下ネタ男女国籍関係なく盛り上がる最強のコミュニケーションツールの一つですよね(笑)

合宿という響きが好き!友達もっと欲しい!といった不純な動機で参加した今回の就活合宿ですが、結論めちゃめちゃ勉強になりました。ナメてた。

その中で、グループ面接の対策として、面白いなあと思ったのが面接官が『こいつできるっ!!!』と思わせるような回答です。

「あなたの弱みは何ですか?」と聞かれた時に、「〜です。しかし、これは強みでもあると言えます。」と答える。すると、面接官は気になるじゃないですか。「え?じゃあ強みは何ですか?」と。

これは言葉のキャッチボールがめちゃめちゃうまい人が使うテクニックです。相手に疑問・興味を抱かせる。そして考えさせる。先ほどの「体験のデザイン」でも話したやつです。これは就活以外にも、キャッチとかナンパとか初対面の相手に興味を持たせるという点で色々な面で活用できそうですよね。

あと、ツイッターで面白いなって思った面接官の質問に対する回答。
「今回の面接を自分で点をつけるなら何点ですか?」という質問に対してのユーモア溢れる回答はこちら。

これは、間違いなく使える(笑)

これも、相手に考えさせてますよね。100点!とか言ってもへ〜としかならないし、面白くない。

最終的に僕が就活合宿に参加して感じたのは、就活は楽しむべきだな〜ってことです。
その点、何か行動に起こす上で不純な動機で行動するってのも全然アリやと思います。とりあえず参加して、そこから何がしたいのか、できるのかを考えることができれば、動機はどんなものでも良いと思います。

もっと不純な理由で様々なことに着手し、これからも楽しんでいきたいなと思います!

-まとめ-

少々長くなりました。今回はファンコミュニティについて自分の体験談を織り交ぜながら書いてみました。若干脱線していますが、ファンを確保する上で大事だなと思ったポイントが3点

1. 完璧さを追求しない。8割アウトプットがファンに熱狂を与える。
2. ファン同士のコミュニケーションをデザインする 
3. 消費者に考えさせ、感情移入させる

1. 完璧さを追求しない。「8割アウトプット」がファンに熱狂を与える。について説明不足なので、追記で最近僕が感じた事に関連してお話しします。

-学生は図に乗るな!!-

1. 完璧さを追求しない。「8割アウトプット」がファンに熱狂を与える。に関して最近思ったことが1つ。
学生のうちは図にのるなってことです。
学生の一番のやるべきことは学ぶこと。学んで生きること
その上で、啓発的な態度は取るべきじゃない。調子にのるな!って感じです。

今学べる環境にあるのは、必ずしも両親のおかげで、色々挑戦していけるのは、僕という人間を理解してくれる友人先輩後輩が作ってくれた僕の居場所のおかげなんです。

つまり、学生は全て誰かのおかげで成り立っているってのを頭に入れて感謝を忘れないこと。大切ですね。僕も然り、これからもっと感謝の意を表していきたい。

この姿勢はPoliPoli CEOの伊藤和真くんから学びました。イベントで彼を招いた時、初めて伊藤くんとお会いしました。僕と同い年だけど、僕より圧倒的に経験豊富な彼ですが、僕に対してもすごく礼儀正しかったし、マナーもちゃんとしてた。これはPoliPoliの1つの成長要因とも言えますね。

つまり、学ぶ立場として謙虚な態度を忘れないこと
それこそが、応援される学生の象徴ですね。


謙虚な態度を忘れずに、これからももっとたくさんの事に尽力していきたい!


〜もっとファンコミュニティを知りたい人向けのおすすめ記事〜


コミュニティで熱狂を生むための感情設計について考える【連載第3回】


前田裕二さん 「人生の勝算」






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