
映画鑑賞 | 或る夜の出来事
映画『或る夜の出来事』
監督 フランク・キャプラ
出演 クラーク・ゲーブル
クローデット・コルベール
1934年アメリカ合衆国のスクリューボール・コメディ映画
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クラーク・ゲーブルを初めて観たのは『風と共に去りぬ』で、その彼の男らしさと、ヴィヴィアン・リーの美しさに魅了されたひとりです。
『或る夜の出来事』はそれよりも数年前の作品で、当時アメリカで流行っていたスクリューボール・コメディ、コメディ映画のサブジャンル名だそう。テンポのよいハプニング付きの予測不能なストーリーが流行っていたそうです。
クラーク・ゲーブルといえば、レット・バトラーのイメージしかなかったので、後から観た『或る夜の出来事』の三枚目ピーター役は意外でしたし、お金のない新聞記者とお金持ちのお嬢様との珍道中は、この約20年後の大ヒット映画『ローマの休日』にもちょっと似ているなと思っていました。
我儘なお嬢様エリーをクローデット・コルベールが演じていますが、色気もありながら、なんとも可愛らしい。
この二人、言い争いながら一緒に過ごしているうちに惹かれ合います。この映画の好きなところは、キスしそうで…しない… 観ている側をやきもきさせます。
そして私の好きなポスター
三日月の上に横たわるエリーと、そのエリーをやさしく抱くピーター
『或る夜の出来事』の 或る夜 という字もおしゃれでレトロな感じが漂っていて、女心がくすぐられます。
夜更かしして観てしまいました。
観ていない映画がたくさんあるのに、ついつい好きな映画を観てしまうのですよね…
