星野源 | いのちの車窓から2 を読んで
9月の最後に「いのちの車窓から 2」が家に届き、2週間ほど書けて読み終えた。
他の方の感想文も拝見して、すぐにでも感想文を書きたい衝動をグッとこらえ、ゆっくり読ませてもらった。
まとまっていないと思うが、読んでいて感じたことを少しずつ書いていけたらいいなと思う。
自分は星野源さんがとても好きだ。
音楽家としても、文筆家としても、ラジオパーソナリティとしても、役者としても。
本を読んだりラジオを聴いていると、とても素敵な方だなと思う。
保育園の時に『SUN』という曲を踊り、中学生の時にラジオにハマって本格的に源さんの音楽を聴いたり本を読み始め、本当にいろいろな場面で楽しい気持ちにさせてくれ、慰めてくれ、助けていただいている。
この間のラジオで源さんが
と話していた。
これを聴いて「自分の仕事が『星野源』って言える源さんかっこいい!」とも思ったし、全てにおいて一流を目指すということは本当に難しいことで、それに挑戦し続けている源さんは本当にすごいなと感じた。
自分は源さんがやっている『星野源』というお仕事が大好きだ。やりたいことを一本に絞って一流を目指すのもかっこいいと思うけど、たくさんのことで一流になれるのはもっとかっこいいし楽しい事だと思う。
そんなわけで前置きが長くなってしまったが、源さんのエッセイ集の新刊が発売されるということで、とても楽しみにしていた。
本の感想から書くと、クソ最高だった。
一遍一遍が小さな宝物のように感じて、ここまで大事に一遍を読んだのは初めての体験だった。
全部のお話が好きだったけれど、自分が読んでいて印象に残った章は「ロングスカート」と「海」だ。
お仕事の話や感動的なエピソードも多い中で、なぜこの2編が特に印象に残ったのかはわからないけれど、読み終わってとても幸せな気持ちになった。
どちらも生活や日常が描かれていて、読んでいる間日曜の昼下がりに連れて行ってもらったような感覚になった。
一方で、「出口」という章にも感動した。
この文章を読んで心がスッと軽くなった。
落ち込んだり辛いことばかりあるけれど、それが正常な状態で、生きていた
ら必ず感じてしまう部分であり、そこにこそ人間臭さやかっこよさがあるのではないかと感じた。
この文章に限らず、この本はこれから辛くなった時になんども助けてくれると思う。
前作の『いのちの車窓から』も何度も読み返したが、本作もたくさん読んで、体の一部のようになるだろう。
源さん、素敵な本をありがとうございます。