『デルタの羊』を読んで
塩田武士著『デルタの羊』
あらすじを知らずに読んだ方が絶対にいいです!
途中で「そういうことだったのか!」と良い意味でだまされます。
今作はミステリーではありません。 でも、読者の思い込みを華麗にひっくり返す著者の塩田氏の妙技にはいつも驚かされます。
映画公開中の「罪の声」や「騙し絵の牙」「歪んだ波紋」など、どれも好きな作品ばかりです。
ちなみに今作の舞台はアニメ業界(私はあまり詳しくありませんでしたが…)。
単なるお仕事ドラマにとどまらない、夢を追う全ての人に刺さる描写が満載で、コロナ禍に希望を与える作品でもあります。
ぜひご一読を。