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#10 生きる

久しぶりにゆっくり眠れました。

ちゃんと寝ると頭の働き方が全然違いますね。
同時に自己肯定感が高まります。僕の場合。

ちゃんとものを考えられないと落ち込んでいくんですよね。
何をしていても考えがまとまらず、何もできない自分がどんどん嫌いになっていく。
そのうち嫌になってすべて投げ出したくなります。

そうならないためにちゃんと睡眠時間は確保して、生活リズムも安定させないといけないのです。特に躁うつの人は。

でも、わかっていてもなかなかそれが難しい。一筋縄ではいきません。

人生ハードモード

僕のようにメンタルに問題のある人は、人生そのものがハードモードになります。
睡眠の問題に限らず、いろんなことが上手くいかないですからね。

普通に生きたいだけなのに、その難易度が半端ない。

でもそれを嘆いてもしょうがないので、何とか上手くやろうとするわけです。
なので様々なライフハックを求めたり、自己啓発書を読んだりする。

必要に迫られて読んでいる「攻略本」なわけです。

僕はわりと自己啓発書とかビジネス系の本が好きです。
ここ数年はあまり読まなくなり月に1冊も読みませんが、10代から20代頃までは手当り次第に大量に読んでました。

自己啓発書なんて意味がない?

そんなの意味がない、と言う人もいます。
「自己啓発書なんて書いてあること全部同じ」とか。
「読んで一瞬やる気になっても、1ヶ月もすればまた元に戻っている」
「時間とお金の無駄」
「麻薬みたいなもん」
とか。

まあそういう面もあると思います。否定はしない。
でも、だから自己啓発書なんて読む必要ない、なくてもいい、とは思いません。

そう断言できる人は、ハードモードの人生を生きたことがない人か、もしくはハードでも切り抜けられるすごい能力をお持ちか、のどちらかですね。

どちらも素晴らしいし羨ましいことですが、僕のようにとりたてて能力もないのにハードモードの人生を生き抜くには、何かしらの攻略情報が必要です。

生きる意味がいる人といらない人

さらに言うと人生はゲームではないので、ログインボーナスみたいにモチベーションを維持する仕組みは用意されていません。

ゲームでも難しすぎるとやる気がなくなりますが、人生も同じ。
ハードモードだとしょっちゅう人生を投げ出したくなります。

でもゲームのようにやり直したり別のゲームに乗り換えることはできないので、無理やりにでもモチベーションを維持する必要があります。

だから「生きる意味」を考えてしまうし、それについて論じている本を求めてしまう。
この人生が生きるに値するものだと「思いたい」から、それを裏付けてくれるものを探すのです。


生きる意味なんて考えなくても生きられる人は、幸運です。

これは別にそれがいいとか悪いとか、イージーモードは楽でいいよねって話をしたいのではありません。
誰の人生でもそれぞれ大変です。

でもその大変さの種類というか、階層が違っていて、仕事や恋愛や人間関係の悩みとは違う、もっと根本的なところで悩んでしまうんですよね。

生まれてきたことが答えじゃないか

たいていの場合、それは無駄な悩みです。
悩んで考えて、何かの真理にたどり着くかといえばそうでもなく、ただ無駄に苦しんでいるだけというのがほとんどで。
困った習性ですが、これはもう持って生まれたものだと思います。

周りのほとんどの人はそんなことで悩んでなくて、誰かに話しても

「考えすぎだよ」
「悩むのが好きなの?」
「そんなこと考えて何になるの?」

という反応ばかりで。
伝わらないことに疲れて、そのうち誰にも話さなくなります。

で、
「自分はおかしいのかもしれない」
「こんなことで悩むのは間違っているのかな」

と、自分を否定する方に行ってしまいがち。
僕はずっとそうでした。

でも、最近は否定しないです。
子供の頃からずっとこうなんだから、生まれつきこういう人間なんだと。

だったら「この性質を持って生まれたことには何かしら意味がある」
と思えるようになったからです。

激うつにも耐えられます

だって、人間は基本的に親のコピーとして生まれてくるわけで、先祖からコピー・コピー・コピー…と連綿と受け継がれてきたその遺伝子は、まあ大差ないわけですよ。

いろんな要因で発現したりしなかったりするけど、僕みたいな性質を持っていた人は多分ご先祖様にもいっぱいいたと思います。

それが人間として・生物として致命的な欠陥であればどこかの時点で淘汰されていたはずですが、そうならずにここまで受け継がれてきた。

ってことは、それは致命的な欠陥ではないか、もしくはその欠陥を補って余りある長所を併せ持っているか。
とにかく何かしら「受け継がれるに値する遺伝子」を持って生まれてきている、と考えるわけですよ。

その遺伝子を僕の代で急に断ち切るほど、それこそ何千年・何万年の遺伝子のリレーをここで途絶えさせるほどの重大な欠陥が、たまたま僕の代で現れた確率って、めちゃくちゃ低くないですか?

という考えにどこかの時点で至ったので、僕はどんなに落ち込んでも根底のところで「自分は生まれてきた意味がある」「生きる価値がある」と確信しているのです。

だから、激しい躁うつの荒波に翻弄される人生でも、ふてぶてしく生き延びることができています。

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てなことをつらつら書いてたら長くなっちゃいました。

もう少し短文で気軽に毎日更新したいのですが、どうも気負っちゃってだめですね。

雑なアウトプット、をモットーにしていきたいのですが。

日々訓練です。

それではまた次回。



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