離婚協議前-離婚後の自分の生活を考える
離婚を切り出す前には、できるだけ離婚後の自分の生活を見通しておく必要があります。でないと、離婚後に辛い生活になってしまったということが起こりかねません。それでも、離婚した方が良かったと思えるケースは多いと、離婚経験者の私は思うのですが、無計画に、苦労をすることもないと思います。
私は、職員として働いている立場でしたので、収入面での心配はせずにしました。しかしながら相手の所得に頼って生活している人はそういうわけにはいかないですよね。そういった記事を書いてお役に立てればと思うのですが、私はそういう経験をしていないので、書くことができません。それから私は男性です。女性の社会的立場のことは書けないと思っています。ですので、以下は、男性で収入があるケースだと思って参考にしてください。
まず、一つ注意すべきことは、離婚が決まるまでは婚姻費用を支払う必要がありますし、離婚が決まった場合でも親権を取らない限り、養育費用を支払う必要があります。ですので、昔の一人暮らしに戻るというわけではありませんし、悠々自適な独身貴族になるというわけでもありません。このあたりの目算をつけたうえで、次の生活を考えてください。
離婚後の方が、いろいろな料金が割高になります。電気・水道・ガス・電話などです。自動車もそうですね。それから、食事のことは大きいでしょうね。これまでは相手に頼ってきた部分も含めて自分でやらなければなりません。中食(スーパーやコンビニで買って家で食べること)や外食が増えるので、食費も今まで以上にかかるでしょう。こういったことをリアルに想像しつつ、離婚後(あるいは別居後)に住む場所、家賃、生活スタイルをイメージしてください。
イメージできましたか?
次に、離婚後すぐの生活だけでなく、離婚から3年後、5年後の理想の生活を考えることも大切です。住みたい場所、理想的な生活、望む仕事、人間関係などです。そのうえで、それらは離婚しなければできないことかを、今一度考えてみてください。離婚前にできることであれば、なぜ離婚しなければならないかを改めて問う必要がでてきます。
相手が嫌いになったから離婚する、というのは離婚の理由ではあると思います。しかし、自分の人生は自分のものです。相手のものではありません。離婚して自分はどうしたいのかについて切り込んで考えることが大切でしょう。
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